あけましておめでとうございます…
年末にブログを更新しようと時間が空いた時に少しずつ記事を書いていたのですが…
気付いたら2019年が終わっていました。
2019年の仕事納めは31日で…
2020年は元日から仕事始めです…笑
もちろん会社は休みですが、残った事務仕事や正月休み中に修理しなければならない車両などもあり、今年の正月は休み無しです。
まあその内1台はウチのミスで手直しが必要な仕事なんですけどね…
納車前に確認しておけば防げたトラブルですが、全ての作業を私が確認する事は現実的に難しいです…
なので今後はこの辺りの対策も考えていく必要がありますね…
車検時にマーカーが車幅を超えていた為にマーカーステーを交換したんですが、取り付け位置が悪く走行中の振動でエアタンクに接触していました。
タンクとステーのクリアランスがない為…
振動で擦れて削れたアルミタンク…
更にマーカーの配線が擦れてしまいショート…ヒューズが飛び、トレーラー側のスモール系統が全不灯になった事で運転手さんが気付いてくれました。
気付いてくれたからよかったものの、このまま気付かなかったら最悪、エアタンクに穴が空き、走行不能になった可能性もあります。
そうならなかった事は不幸中の幸い…いや、こちら側のミスなので不幸でもなんでもないですが…
とにかく今後はこういうくだらないトラブルはあってはなりません。
まず、削れたアルミタンクの補修…
高圧容器なのでなるべく熱は加えたくないので、溶接による肉盛りはやめてアルミのリペアペーストで補修する事に。
補修部分を脱脂&酸化被膜の除去。
ペーストを硬化剤と練合わせ補修部分に詰めて…
5分程で硬化するのでペーパーで成形して完了。
マーカーステーを少し加工してどこにも干渉しないクリアランスが確保出来る位置に変更…
元の取付穴を使用すれば早いのは分かりますが、結果的にトラブルを起こしては何の意味もありません…
たかがマーカー、されどマーカーです。
ひと手間かける事でこういうトラブルは防げるんです…
他にはインジェクター交換&DPF洗浄のプロフィア 。
この年式のE13はジェイクブレーキを取り外さないとインジェクター交換が出来ませんでしたが、これ以降のE13はインジェクター単体での交換が可能になってます…
日野さんはこういう所をキチンと改善していってくれますね…
更にDPFの洗浄…
汚い…
魔法の粉で処理…
コレ、黄色がかっているのは軽油に使用されている着色料です…
つまり、それだけ燃料がマフラー側に流れてしまっているという証拠で、エンジン側の燃調不良などで発生した未燃焼ガスがDPFやSCR触媒にまで流れていきます。
まあ今回はインジェクターも交換するので問題ないですが、こんな状態の場合はDPFの洗浄だけでは根本的な解決にはなりません。
DPFが詰まったりトラブルを起こすのはあくまでも"結果"であって、原因ではありません…
多くはインジェクター不調によるものですが、そのインジェクターが不調になる原因となっているのが燃料やエンジンオイルという訳で、燃料(軽油に含まれる添加剤)はインジェクターの内部に、エンジンオイルはインジェクターの外部に付着する事により噴霧不良を起こします…
別のプロフィアはDPの洗浄とSCR触媒の交換作業など…
溶損してしまったSCR触媒…
現在色々と調べていますが、周りの鉄部分が変形している理由は今のところ不明です…
落とした訳でも無く、過去に分解した様子も見受けられないので…
触媒が溶損するのは先程にも書いたようにマフラー内に入り込んだ未燃焼ガス…つまり燃料である軽油が大きく関係しています。
新品のSCR触媒…
車両にドッキングして完成…
他にも水漏れ修理のダイナ…
それからマツダのディーラーさんから持ち込まれたDPFなんですが…
一見問題なさそうに見えますが…
入口側…
残念ながら手遅れ状態で洗浄は不可能でした…
フィルターが飛び出してしまっています。
ただ飛び出しているだけならまだなんとかなりますが…
残念ながら光透過検査でも結果はNG…
片側から強力な光を当て、反対から見た時に光が見えるという事は内部破損や溶損しているという事になります。
↓は光が抜けてしまっている状態。
これでは交換しか選択肢がなくなってしまいます…
こういった事を防ぐためには適切なメンテナンスが何より重要です。
そんなこんなで今年はバタバタして正月らしい気持ちは一切ありませんが、せめてものお正月感を出すために鏡餅としめ縄…
今年も色々とやりたい事や計画している事もあるので、それはまた別で書きたいと思いますが…
まずは皆様本年もどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m