2020年もあと数日に押し迫った頃にようやくブログの更新。
このOリングやガスケットが入る所にボンド塗るの本当やめて欲しい…
新品のホースニップル…
ニップルの接続部にはボンドを塗ります…
フィルターシートもオイルで湿っている事もありません。
乾燥剤上部。
更に中段含め11万キロ走行しているとは思えない程、下部もキレイ。
底の部分…
左右で最大7cm程傾いており…
原因はリーフハンガー部のウェアパッドの摩耗。
よく見ると溶接ビードでリブが作ってある…笑
残った古いパッドを削り込んで新品のウェアパッドの位置合わせをして、仮固定。
仮溶接して位置関係の最終確認…
最後にグリスアップ。
ポンプモジュールを分解。
新品のフランジを取り付けて溶接。
ステンナットも溶接して…
切れ味抜群という噂のカッター。
今更ながらブッシュ系治具。
出張作業に重宝するワンマンブリーダー。
最近のUDさんや一部トレーラーなどに使われているエアホースのリムーバーツール。
ミッションジャッキも小型を追加しました。今まで中・大型用のジャッキでは取り回しが不便でしたから…
低床のDPF降ろす時もすごい楽…笑
作業はマキシチャンバーの交換。
つい先日12月に入ったかと思えば気がついたらもう年末ですよ…
相変わらず仕事に追われています。
前回書いた記事の続きでメタルがガタガタになったN04Cのクランクシャフト…
測定の結果曲がりは基準値内で問題なし。
つまり、原因はメタルのクリアランス不良の可能性が高いという結論に。
一応綺麗にすれば使えるブロックも需要があるかと言われれば微妙なので、色々と実験台となってもらいます。
シリンダーヘッドは暇な時にオーバーホールしてストックとしてとっておきます。
水漏れのEXD52ギガ…
エンジンかけるとウォーターポンプボディのニップル接続部のネジ山からピューと漏れ出していました…
画像だと分かりにくいと思いますが吹き出してます…
こんなところから漏れるの初めて見た…笑
部品としてはニップルだけ出るんですが固着が酷く抜けない事は分かっているのでウォーターポンプごと交換する事に…
バラしていきますが、この辺りは過去に整備されているようで通常では必要ない所にボンドがベッタリと塗ってありました。
このOリングやガスケットが入る所にボンド塗るの本当やめて欲しい…
サーモケースまでベッタリ…
キチンとやればボンドなんか塗らなくても漏れませんから…
新品のウォーターポンプにホースニップルを取り付け。
新品のホースニップル…
仕様違いがあるとは言え、新品のウォーターポンプを頼んでもニップルやメクラプラグは別で注文しないと付いてこないんですよね…
車台番号からも仕様は分かるはずなんだからキットにしておいてくれてもいいのにね…ってやる度に思います。
ニップルの接続部にはボンドを塗ります…
サーモスタットも交換。
後は組み付けて完了。
ホース関係も交換して…
後は組み付けて完了。
ホース関係も交換して…
後はクーラントを入れてエア抜き…
水漏れも止まり完了。
それから11月に行った車検のプロフィアなんですが、去年の11月もウチで車検をしてそれまでは某オイルメーカーのエンジンオイルを使用していたモノを前回車検のタイミングでPower-Dに切り替えたんです…
単純比較ではありますが、分かりやすい結果が出たのでちょっと紹介。
まず↓これが去年の車検時にドライヤーをオーバーホールした時の画像。
ドライヤーの入口部分…
キャップを取り外した状態。
上部のフィルターシートがオイリーなのは分かると思います。
これが乾燥剤上部の画像。
乾燥剤の中段付近。
で、これが下部の画像。
キャップを取り外した状態。
上部のフィルターシートがオイリーなのは分かると思います。
これが乾燥剤上部の画像。
乾燥剤の中段付近。
で、これが下部の画像。
オイルミストの混入が多く乾燥剤をスルーしているのが分かります…
で、これが今年の車検時のドライヤーの状態。
Power-Dに変更して1年間の走行距離は約110,000kmで、途中約60,000km走行時に一度オイル交換を実施しています。
ちなみに6万km走行したオイルの残存塩基価は3.6…
これもまた別の機会に詳しく書きたいと思いますが、どんなに良いエンジンオイルを使用しても交換サイクルを誤るとリスクしかありません。
安いオイルは論外ですが、良いオイルはロングライフという概念は捨てた方が良いです。
重要なのはその車の使用状況に合った交換サイクルで管理するという事。
その為には塩基価というのはまずは1番初めに重要になってくる数値です。
話が逸れましたが…
下が今年の車検時のカートリッジ。
この時点でぱっと見の違いは明らか。
フィルターシートもオイルで湿っている事もありません。
乾燥剤上部。
更に中段含め11万キロ走行しているとは思えない程、下部もキレイ。
底の部分…
底の部分はオイルが付着してますが前回と比べると明らかに量が少ない事が分かります。
まあこれはウチが管理している車両での結果なので全ての車両に同じ事が起こる訳ではありませんが、少なくともこの車両は"使用するエンジンオイルを変更しただけ"でこの違いです。
ドライヤーをスルーするオイルミストが減ればそれ以降のエア制御のバルブ関係に無駄なトラブルを起こす確率は当然減ります。
あくまでも当社独自の検証結果から見た推測ですが、オイルを変更するだけで約60%以上の車両は無用なトラブルを予防出来る可能性が非常に高いと考えています。
残りの40%はそれ以外の原因が絡んできているため、残念ながらエンジンオイルを変えただけでは改善されないケースが多いように思います…
今後はエンジンから発生するブローバイガスやオイルミスト、更にはそれを分離するセパレート能力が非常に重要なポイントになりそうです。
他にも某メーカーさんの協力のもと、数台の車両で実車を使った検証をしていますが、こちらは科学的な根拠も含めた検証で事細かなデータを取っているのでどのような結果が出るのか楽しみです…
お次は車両が傾いているというトレーラー。
左右で最大7cm程傾いており…
原因はリーフハンガー部のウェアパッドの摩耗。
左側…
右側の方が削れてベース部分まで摩耗が進行してしまっていました。
右側の方が削れてベース部分まで摩耗が進行してしまっていました。
部品設定としてはウェアパッドのみ入手可能です。
よく見ると溶接ビードでリブが作ってある…笑
残った古いパッドを削り込んで新品のウェアパッドの位置合わせをして、仮固定。
仮溶接して位置関係の最終確認…
で、本溶接。
最後にグリスアップ。
ウェアパッドは消耗品ですが…
ここのグリスアップがされていない車両はよく見ます…
当然、金属同士の接触なので結果は言わなくても分かりますよね…
リチウムでも無いよりはいいけど理想はモリブデンですね。
お次は定期的に修理依頼のあるdenoxtronic1のトラブル…
定番の温度センサー故障です。
ポンプモジュールを分解。
問題のセンサーを新品に交換。
後はバラしたついでにエア回路と尿素水回路を掃除。
オリフィスやベントバルブ、圧力センサー等は掃除で問題無さそう。
フィルターは問答無用で交換。
ポンプモジュールを取り外す時に尿素水ホースを外したらコネクタの先端で折れたのでこちらも交換。
ここも古くなってくるとポキッと折れますね…
ポンプモジュールを取り外す時に尿素水ホースを外したらコネクタの先端で折れたのでこちらも交換。
ここも古くなってくるとポキッと折れますね…
先端補修部品は在庫してます。
で、車両に取り付けてテストして完成。
相変わらずDPFの洗浄と再生もやってます…
日野さんの4t系ってフランジの部品設定無いんですね…
洗浄再生で入ったDPFが定番のスタッド折れでカバーめくったらフランジの腐食が酷いので交換する為にちょん切っちゃったんですよ…
で、仕入先に注文しようとしたら『設定無いです』って。
マジかよ…って事で加工屋さんに急遽作ってもらいました。
今後の為に6枚程作って貰い当社で在庫する事にしましたが、この枚数だと単価が高いんですよね…
需要があればもっと沢山製作して単価を下げる事も可能ですがそもそも4t系ってフィルターが溶損や破損してる事が多いので微妙な所ですね…笑
新品のフランジを取り付けて溶接。
ステンナットも溶接して…
後はカバーを取り付けて完成。
それから現場も細かい設備も少しづつ増やしています。
天下のハスコーさん。
値段は高いけど良いものは確かに良い…
頼んでいた工具が入荷してくるとワクワクしますね…笑
切れ味抜群という噂のカッター。
今更ながらブッシュ系治具。
出張作業に重宝するワンマンブリーダー。
最近のUDさんや一部トレーラーなどに使われているエアホースのリムーバーツール。
ミッションジャッキも小型を追加しました。今まで中・大型用のジャッキでは取り回しが不便でしたから…
低床のDPF降ろす時もすごい楽…笑
こちらのトレーラーはエア漏れ修理。
というか連結全長17mのトレーラーでもウチの工場に入る事が分かった…笑
当社に来た事ある方ならお分かりだと思いますが、周辺道路狭いんですよ。
作業はマキシチャンバーの交換。
エア漏れ確認後、記録簿書いて完了。
そして年末という事もあり沢山のお歳暮を頂きました。
そして年末という事もあり沢山のお歳暮を頂きました。
改めましてありがとうございます。
さあ年末年始に向けてもうひと頑張りします。