
遠足
中国の文字 すなわち 漢字は表意文字であるため
視覚的な美しさがあり かつ 意味が視覚的にとらえられる
・・・ そういう特長をもっています。
また 文字であると同時に 英語などにおける単語でもあります。
だから 字数のわりにたくさんの内容を表現することができます。
漢詩でいちばん短いのは 五言絶句(二十字)でしょうが
内容からいうと 日本の短歌より長い。
だから 短歌や俳句をつくった日本人の感覚からいうと
これでも ・・・ ウットウシイぐらいです。
しかし 数個の漢字のみの羅列は 美しいし
日本人の簡潔ごのみにも合うといえます。
雨洗風磨 ・・・ 「 ウセン・フウマ 」 と読んでも
「 雨は洗い 風は磨く 」 でもよいでしょうね。
誰のコトバか知りませんが ・・・ 意味は いうまでもありますまい。
「 雨の日も 風の日も ・・・ 」 というように
「 雨ニモマケズ 風ニモマケズ 」 とあるように
雨と風は
不愉快なこと 困難や困苦の象徴としてつかわれています。
そういう雨風によって
自分が洗われまた磨かれる というのでしょう。
含蓄ある言葉ですね ・・・ 。