負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

正道・邪道 ・・・ 2.大いに迷うべし

2012-10-11 18:00:54 | 原発震災避難者


遠足



問題は 何が正道で何が邪道であるのかということです。

その判別が容易ではありません。だから ・・・


ともすればあらぬ方へとふみ迷う

教えがたきは人の道なり


という歌が生まれることにもなるわけですね。


何が正道であるかは

人に教えられてわかるばあいもありうるけれど

つねにそうとばかりゆかず

自分の足でトコトンまで迷って 袋小路に追いつめられて

窮したあげく ゆくべき道のありかに気がつく

・・・ というケースもまた おおいにありえます。

いわゆる 人生の岐路に立ったばあいは

・・・ まずは たいていこんなものです。


「 努力するかぎり人は迷うものだ 」

とゲーテが言っているとおりで ・・・

迷って横道に入るから

正道の所在をみずから悟ることができる

失敗するから 成功がありうる ・・・ のです。

いわゆる「負けておぼえる相撲かな」 ・・・ ですよ。


だから

ワザと横道に入ることはよろしくないけれど

まっすぐのつもりで横へ入ってしまったということなら

・・・ 大いに迷ってよろしい のです。

大いに迷うべし ・・・ ということでしょうね。







正道・邪道 ・・・ 1.人生相談

2012-10-11 15:00:54 | 原発震災避難者


遠足



まっすぐにゆけば迷わぬ人の道

横すじかいにゆきて尋ぬる


すじかい ( 筋交 ) は 斜めということです。



人の道というのは

まっすぐゆきさえすれば 迷うことなどないはずなのに

横着をして 横道や斜めの道に入ってゆくから迷ってしまいます。

そして タバコ屋とか交番とかで

道を聞かなくてはならないことになります。

「 ここは何番地でしょうか? 」 とか

「 何丁目はどこですか? 」 などと聞くうちはよろしいが ・・・


「 私は どこへ行ったらいいんでしょう? 」 と聞く人がいます。

マンガみたいですが ・・・

しかし 世の 「 人生相談 」 なるものを読んでみると

こういう質問をしている人が多いようですね。



習わじな沢辺の蟹(かに)の横にのみ

行かばゆかるる道はありとも


という歌もあります。


ゆこうと思えばゆける横道があったとしても

蟹の横歩きのマネはしないで まっすぐいきましょう

・・・ ということです。


まっすぐゆくことが 正道

横道にそれることが 邪道

これらの歌は ・・・ そういうふうに説明しているのだと思います。








一生童心 ・・・ わらべごころ

2012-10-11 12:00:32 | 原発震災避難者


遠足



「 一生童心 」 ・・・

山田徳兵衛という人形研究家が

ある人への色紙に書かれた言葉だそうです。


偉い人 第一人者となる人 自己のもてる力を出し切る人は

いくつの年になっても

心の奥に童心 ( わらべごころ ) を持ちつづけているようです。

稚気満々 といいたい面をもつ人さえいます。


こういう人は 生命力がすこぶるたくましいものです。

「 梅ノ木は ・・・ 種も梅 ・・・ 」 という

そのタネを持ちつづけるからでしょうか ・・・ 。


版画の故棟方志功氏のごとき その好例かと思われます。


童心をもつとは 幼稚 ( オトナになりきれない ) とはちがいます。

タネを中核として 年齢どおりの年輪を重ねてゆくのです。


むしろ そのタネを失った人が

幼稚で 成熟しにくいのかもしれません。



* それにつけても 生前にお会いした棟方志功氏が懐かしい ・・・ 。







行けぬかぎりは行け ・・・ 人生

2012-10-11 08:45:07 | 原発震災避難者


遠足



君が行く道は一筋ひとすじを

行けぬ限りは行けよとぞ思ふ



 尾上柴舟氏は、明治 大正 昭和の三代にわたって、国文学者 歌人 そして書家として活躍した人で、昭和32年に亡くなられた。

上記の歌は氏の作で 私が愛誦しているひとつです。



「 行けぬかぎりは行け 」 に この歌の生命はあります。


一見 ムリなことを注文しているようですが

しかし 「 行けるかぎりは行く 」ぐらいのことなら

人間だれでも ボンクラであっても実行できています。


カベにブチあたってもなお ・・・ それを破って進む。

かくあってこそ この生は ・・・ 生きるに価するというものです。


自覚する しないにかかわらず

だれにとっても 人生は 「 ひとすじの道 」 です。

だから

「 行けぬかぎりは行け 」 ・・・ ということになるのですね。







笑顔よし ・・・ 人の花

2012-10-11 04:10:47 | 原発震災避難者


遠足



笑顔よし人の花とや誰も好く


心は 眼に見えない内面の存在ですが ・・・

内面にのみこもっているわけではなく

形のうえにもあらわれるものです。

すなわち ・・・ 表情に出るのです。


感情を表にださないのが達人である ともいわれますが

しかし 笑顔だけは大いにつくったほうがよいと思います。


笑うことは 人だけの特権であるし

「 拳(こぶし)は 笑顔にあたらず 」 ともいいます。


それにしても

この句の 「 人の花 」 はうまい表現ですね~ ・・・ 。