Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

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山旅 出羽富士・鳥海山へ!

2012-08-11 21:04:09 | 登山
《山旅 出羽富士・鳥海山へ!》

今から35年前、東北の山へ行った記憶があります。鳥海山、秋田駒、岩手山、早池峰、栗駒山・・・今回、そんな記憶をたどって鳥海山(2236m)へ登ってきました。

天気は快晴、高山植物は満開、東北の山ならではの雪渓歩きも楽しめました。
登り5時間、下り4時間・・・ちょっとハードな行程でしたが、頂上から眺める日本海は最高でした。


(鳥海山の全容)
岐阜から10時間、新潟県村上市までは高速道路が使えるようになり、多少は早くなったようです。途中、村上の鮭の燻製?を見たり、酒田の山居倉庫を見たりしながら、登山拠点となる大平山荘へ着きました。

翌日は4時起き・・・4時半、鉾立の象潟口より登山を開始。とても整備された道で安心です。


(遠く日本海が!)
ここは影鳥海で有名・・・山の陰が日本海に映り、雄大な景色が楽しめるそうです。ちょっとその片鱗を見ることができました。


(鳥海湖をバックに)
雄大な裾野が終わるころ御浜小屋に着きます。この向こう側にはカルデラの鳥海湖(直径約200m、水深約4m)が見下ろせます。夏でも湖畔には雪渓が残り、心が安らぐ場所でもあります。


(朝の光の中を)
見上げる新山の頂上はまだまだ先に・・・気合を入れて出発します。道の両側には高山植物が咲き乱れ、はるか眼下には庄内平野が雄大に広がっています。最高のロケーションとはこのことを言うのでしょうか。


(満開のニッコウキスゲ)
白山同様、日本海に近い豪雪地帯のためか、短い夏に一気に花が咲くようです。ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、チョウカイアザミ、ミヤマキンバイ、あのエーデルワイスに似たミヤマウスユキソウも・・・可憐な花が咲き乱れています。


(夏空)
七五三掛よりルートは二つに・・・下山に谷コースの雪渓を下ることにし、展望のよい外輪山コースを登ることにしました。このコース・・・常に左手には頂上の新山が望め、右下には湯の台方面の庄内平野が見渡せます。飽きることがありません・・・


(2236mの頂上)
七高山の手前で御室小屋方面へ下り、再び雪渓をよじ登って新山のドームへと・・・今から210年前、西暦1800年に噴火を起こし、現在の新山が形成されたという。大きな岩がゴロゴロと組み合わさり、両手両足を最大限駆使しないと頂上へは着けません。

標識のあるピークへ・・・周りにも岩の尖塔が乱立・・・まさしく火山の山という形相です。はるか眼下には日本海が・・・沖の飛島もはっきりと見えます。庄内平野と日本海を隔てる海岸線(砂州で形成された!?)がとても綺麗です。秋田県側の北西方向には象潟の風景も確認できます。あの松尾芭蕉が「おくの細道」の目的地とした場所です。


(千蛇谷の雪渓)
下りは快適に雪渓歩きを・・・外輪山から見下ろす谷は勾配もゆるく、快適な雪渓下りが楽しめると見ました。登頂の満足感に浸りながら、軽快なステップで降りてゆけます。ただし、外輪山からの落石には要注意・・・


(山を振り返る)
崩落で付け替えられたという険しい道を梯子段にて七五三掛の分岐に戻ります。ここまでくれば、後はひたすらに歩くだけ・・・かといって、往復10時間のコースはとてもハード・・・鳥海湖、御浜小屋を過ぎ、後は長い長いチシマザサの裾野を黙々と歩くだけです。はるか遠くに鉾立の駐車場が見えたときはがっかりしましたが・・・あまりに遠くに見えて!


(おまけの山居倉庫)
前日、岐阜より高速道路をひたすら走って酒田へ・・・途中、休憩をかねて新潟県村上市へ。城下町ならではの落ち着きと風情のある町・・・黒板塀の続く寺町。三面川では今も遡上する鮭が採られ、天井から吊るして干物にする風景が見られます。鮭の酒びたしは絶品とか。

山形県酒田市に入って訪れたのが山居倉庫・・・庄内平野は米どころ・・・今も現役でこの米蔵倉庫群は活用されているそうです。明治期に植えられたケヤキの並木が素晴らしい・・・そういえば、ここはドラマ「おしん」の撮影にも利用されたとか。

山旅 浅間山の展望台・黒斑山へ!

2012-06-15 10:46:12 | 登山
《山旅 浅間山の展望台・黒斑山へ!》
今も火山活動を続けている浅間山(2568m)、それを間近に見ることができる山が黒斑山(2414m)です。浅間山の外輪山でもあります。小諸よりチェリーパークラインにて高峰高原の車坂峠(標高1973m)へ・・・ここより登山を開始、標高差は441mですから、2時間半くらいで登れますので楽々です。


(笹原の快適な登山道)
車坂峠、ビジターセンターの横より登山開始。表コースを登り、中コースを下るのが良いとの情報でした。まだ新芽も出ていない樹林の中にはシャクナゲの木々が・・・こちらの花もつぼみ固し!でした。


(高峰高原が眼下に)
20分も登れば、背後の眼下に高峰高原が・・・とても雄大な景色です。向こう側には、明日に登る予定の籠ノ登山がそびえています。南方向には、広大な佐久平が・・・その向うに見える白い山は蓼科山・・・八ヶ岳も霞んで見えました。


(こつ然と浅間山が!)
1時間半・・・赤ゾレの頭に着くと、前方に浅間山がドカンと現れました。まさしく絶景・・・遠い岐阜より来た甲斐があるというものです。ガスが掛からないうちに写真撮影を・・・南面に寄生?した剣ヶ峰も格好良いです。


(トーミの頭にて 後方は剣ヶ峰)
赤ゾレよりは外輪山の稜線を歩きます。右手には浅間山の雄姿が欲しいままに・・・見飽きることはありません。岩峰となっているトーミの頭で一服、内輪側はスパッと切れ落ちていて怖いくらいです。


(浅間山の全貌)
現在、浅間山の火山活動は小康状態とか・・・火口の手前、前掛山までは入山が出来るそうです。火山礫の斜面にくっきりとルートが見えています。火口より噴煙らしきものが・・・明らかに雲とは違い、上方へ吹き上がっているように見えます。


(黒斑山の頂上にて)
黒斑の頂上は狭い・・・適当な場所を探して昼食タイム・・・絶景を見ながらのランチはとてもリッチでした。まさしく至福のひと時・・・仲間とのお喋りも盛り上がります。


(浅間山の内輪? 向うは嬬恋村)
外輪山の北には蛇骨岳が・・・その先で尾根は消え、その合間より嬬恋村が見下ろせます。鬼押し出しもあの方向に・・・薄っすらと浅間隠山が・・・いつかは登ってみたいなと。


(佐久平を眼下に下山)
至福のひと時もいつかは終ります。身支度を整えて下山へ・・・登山道は雪解けでグチャグチャに・・・右に左に交わしながら進みます。日陰には、固く凍った残雪もあり、油断が出来ません。

下り2時間、無事に車坂峠へと戻りました。


山旅 奥美濃の蕪山へ!

2012-06-11 21:24:33 | 登山
ちょっと前ですが、板取の蕪(かぶら)山へ行ってきました。
標高は1068㍍、まったくの低山ではありますが、眺望は抜群、春の訪れを満喫してきました。

見える山々・・・御岳、乗鞍岳、穂高連峰、笠ヶ岳、黒部五郎岳など。
蕪山の魅力は株杉・・・その樹齢は何百年!??・・・なにも屋久島まで行かなくても板取の巨大杉からパワーをいただけるようです。

ロボット雨量計はご存知でしょうか。アメダスなどまだ無かったころ、気象観測はロボット雨量計に頼っていました。全国に設置された計器よりデータを集め、気象予報に役立てていたようです。今では撤去され、その残骸すらありませんでした。

この次期の低山の魅力・・・それは新緑につきます。あのなんとも言えない色合いは心をなごましてくれます。


(株杉)
21世紀の森というのでしょうか、ちょっと不思議なエリアです。株杉と呼ばれる巨木が林立していました。屋久島へは行ったことがありませんが、縄文杉、ウィルソン株にも負けないくらいのオーラがありました。一見の価値ありです。


(新緑の登山道)
蕪山へはもう何度も登りました。新緑のころや晩秋にはお勧めの場所です。アクセスもとても楽な場所です。ルートは二つ・・・株杉から尾根を辿るコースと、奥牧谷の沢を行くコースと。以前、沢のコースは荒れているとの情報でしたが、今はどんなんでしょうか。


(頂上の風景)
このコースのありがたいところは、自然のままの広葉樹林を行くことです。冬の落葉から春の新緑へ・・・自然の移り変わりを楽しめるところが魅力です。全国、どこへ行っても杉の植林ばかり・・・なぜでしょうかね。

急な斜面を行くジグザクが終れば快適な尾根歩きに・・・カタクリの花が咲いていました。萌黄色の新緑に癒されながら、たわいの無い仲間とのお喋りがとても嬉しくあります。


(乗鞍岳遠望)
ちょっとしたコブを乗り越せば最後の登りに・・・明るくなったところが頂上でした。昔!?頂上は木々に囲まれ、展望はイマイチ・・・南端には、ロボット雨量計の古びた建物があったように記憶があります。今では、回りの雑木は狩払われ、360度の展望が楽しめる山となっていました。

西に伊吹山、白山。北には黒部五郎岳、笠ヶ岳、槍ヶ岳、穂高連峰、乗鞍岳、御岳へと。南東には恵那山が霞んで見えました。


(素敵な仲間達)
登頂のお楽しみは昼食・・・参加の皆さんより手作りの品々がわんさかと・・・至福のひと時でもあります。お喋りが盛り上がるのもこのひと時・・・山の魅力は尽きません。

現在、登山と自転車を中心にアウトドアを満喫しています。ちょっとお休みではありますが、スキー(テレマーク)とカヌーも忘れたわけではありませんが。やはり自然の中で遊ばせてもらうのが一番性に合っているようです。

山歩 近江の太郎坊宮山へ!

2012-03-25 22:08:01 | 登山
《山歩 近江の太郎坊宮山へ!》
低山歩きは奥深い・・・
近江の太郎坊宮山へ行ってきました。
標高は400㍍にも満たない里山でしたが、何とも心がなごむ素敵なところでした。
蒲生野万葉歌碑・・・額田王と大海人皇子との恋!??
太郎坊宮・・・夫婦岩、邪心があると挟まれるとか!

帰りに近江八幡へ・・・ウィリアム・メレル・ヴォーリズが日本に広めたメンソレータム(近江兄弟社)の発祥地でした。(現在はロート製薬が商標権を持っていて、メンタームに)

日牟禮八幡宮の左義長を見たかったのですが、また来年の宿題になりました。


(近江の里は素敵!)


(蒲生野を一望)


(素敵な仲間達)


(夫婦岩)


(太郎坊宮)


(近江八幡 八幡堀)

山旅 下呂・御前山へ!!

2011-12-12 21:13:37 | 登山
《山旅 下呂・御前山へ!!》
御嶽信仰が盛んであったころ、美濃や飛騨の信者の方は御前山へ登り、そこより御岳さんを拝んだといいます。今回は、下呂温泉より下呂御前山へ登ってきました。

やはり雪の付いた山は雄大・・・まだ本格的な積雪にはなっていませんでしたが、御嶽の雄姿を間近に眺めることができました。

すぐ北には乗鞍岳、続いて穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳・・・ちょっと離れて白山も!絶好の大展望台でした。


(紅葉の終った林道を歩く!)


(桧の植林帯)


(下呂の温泉街が!)


(旧遥拝所跡)


(御嶽の雄姿)


(記念写真)