《山旅 出羽富士・鳥海山へ!》
今から35年前、東北の山へ行った記憶があります。鳥海山、秋田駒、岩手山、早池峰、栗駒山・・・今回、そんな記憶をたどって鳥海山(2236m)へ登ってきました。
天気は快晴、高山植物は満開、東北の山ならではの雪渓歩きも楽しめました。
登り5時間、下り4時間・・・ちょっとハードな行程でしたが、頂上から眺める日本海は最高でした。
(鳥海山の全容)
岐阜から10時間、新潟県村上市までは高速道路が使えるようになり、多少は早くなったようです。途中、村上の鮭の燻製?を見たり、酒田の山居倉庫を見たりしながら、登山拠点となる大平山荘へ着きました。
翌日は4時起き・・・4時半、鉾立の象潟口より登山を開始。とても整備された道で安心です。
(遠く日本海が!)
ここは影鳥海で有名・・・山の陰が日本海に映り、雄大な景色が楽しめるそうです。ちょっとその片鱗を見ることができました。
(鳥海湖をバックに)
雄大な裾野が終わるころ御浜小屋に着きます。この向こう側にはカルデラの鳥海湖(直径約200m、水深約4m)が見下ろせます。夏でも湖畔には雪渓が残り、心が安らぐ場所でもあります。
(朝の光の中を)
見上げる新山の頂上はまだまだ先に・・・気合を入れて出発します。道の両側には高山植物が咲き乱れ、はるか眼下には庄内平野が雄大に広がっています。最高のロケーションとはこのことを言うのでしょうか。
(満開のニッコウキスゲ)
白山同様、日本海に近い豪雪地帯のためか、短い夏に一気に花が咲くようです。ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、チョウカイアザミ、ミヤマキンバイ、あのエーデルワイスに似たミヤマウスユキソウも・・・可憐な花が咲き乱れています。
(夏空)
七五三掛よりルートは二つに・・・下山に谷コースの雪渓を下ることにし、展望のよい外輪山コースを登ることにしました。このコース・・・常に左手には頂上の新山が望め、右下には湯の台方面の庄内平野が見渡せます。飽きることがありません・・・
(2236mの頂上)
七高山の手前で御室小屋方面へ下り、再び雪渓をよじ登って新山のドームへと・・・今から210年前、西暦1800年に噴火を起こし、現在の新山が形成されたという。大きな岩がゴロゴロと組み合わさり、両手両足を最大限駆使しないと頂上へは着けません。
標識のあるピークへ・・・周りにも岩の尖塔が乱立・・・まさしく火山の山という形相です。はるか眼下には日本海が・・・沖の飛島もはっきりと見えます。庄内平野と日本海を隔てる海岸線(砂州で形成された!?)がとても綺麗です。秋田県側の北西方向には象潟の風景も確認できます。あの松尾芭蕉が「おくの細道」の目的地とした場所です。
(千蛇谷の雪渓)
下りは快適に雪渓歩きを・・・外輪山から見下ろす谷は勾配もゆるく、快適な雪渓下りが楽しめると見ました。登頂の満足感に浸りながら、軽快なステップで降りてゆけます。ただし、外輪山からの落石には要注意・・・
(山を振り返る)
崩落で付け替えられたという険しい道を梯子段にて七五三掛の分岐に戻ります。ここまでくれば、後はひたすらに歩くだけ・・・かといって、往復10時間のコースはとてもハード・・・鳥海湖、御浜小屋を過ぎ、後は長い長いチシマザサの裾野を黙々と歩くだけです。はるか遠くに鉾立の駐車場が見えたときはがっかりしましたが・・・あまりに遠くに見えて!
(おまけの山居倉庫)
前日、岐阜より高速道路をひたすら走って酒田へ・・・途中、休憩をかねて新潟県村上市へ。城下町ならではの落ち着きと風情のある町・・・黒板塀の続く寺町。三面川では今も遡上する鮭が採られ、天井から吊るして干物にする風景が見られます。鮭の酒びたしは絶品とか。
山形県酒田市に入って訪れたのが山居倉庫・・・庄内平野は米どころ・・・今も現役でこの米蔵倉庫群は活用されているそうです。明治期に植えられたケヤキの並木が素晴らしい・・・そういえば、ここはドラマ「おしん」の撮影にも利用されたとか。
今から35年前、東北の山へ行った記憶があります。鳥海山、秋田駒、岩手山、早池峰、栗駒山・・・今回、そんな記憶をたどって鳥海山(2236m)へ登ってきました。
天気は快晴、高山植物は満開、東北の山ならではの雪渓歩きも楽しめました。
登り5時間、下り4時間・・・ちょっとハードな行程でしたが、頂上から眺める日本海は最高でした。
(鳥海山の全容)
岐阜から10時間、新潟県村上市までは高速道路が使えるようになり、多少は早くなったようです。途中、村上の鮭の燻製?を見たり、酒田の山居倉庫を見たりしながら、登山拠点となる大平山荘へ着きました。
翌日は4時起き・・・4時半、鉾立の象潟口より登山を開始。とても整備された道で安心です。
(遠く日本海が!)
ここは影鳥海で有名・・・山の陰が日本海に映り、雄大な景色が楽しめるそうです。ちょっとその片鱗を見ることができました。
(鳥海湖をバックに)
雄大な裾野が終わるころ御浜小屋に着きます。この向こう側にはカルデラの鳥海湖(直径約200m、水深約4m)が見下ろせます。夏でも湖畔には雪渓が残り、心が安らぐ場所でもあります。
(朝の光の中を)
見上げる新山の頂上はまだまだ先に・・・気合を入れて出発します。道の両側には高山植物が咲き乱れ、はるか眼下には庄内平野が雄大に広がっています。最高のロケーションとはこのことを言うのでしょうか。
(満開のニッコウキスゲ)
白山同様、日本海に近い豪雪地帯のためか、短い夏に一気に花が咲くようです。ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、チョウカイアザミ、ミヤマキンバイ、あのエーデルワイスに似たミヤマウスユキソウも・・・可憐な花が咲き乱れています。
(夏空)
七五三掛よりルートは二つに・・・下山に谷コースの雪渓を下ることにし、展望のよい外輪山コースを登ることにしました。このコース・・・常に左手には頂上の新山が望め、右下には湯の台方面の庄内平野が見渡せます。飽きることがありません・・・
(2236mの頂上)
七高山の手前で御室小屋方面へ下り、再び雪渓をよじ登って新山のドームへと・・・今から210年前、西暦1800年に噴火を起こし、現在の新山が形成されたという。大きな岩がゴロゴロと組み合わさり、両手両足を最大限駆使しないと頂上へは着けません。
標識のあるピークへ・・・周りにも岩の尖塔が乱立・・・まさしく火山の山という形相です。はるか眼下には日本海が・・・沖の飛島もはっきりと見えます。庄内平野と日本海を隔てる海岸線(砂州で形成された!?)がとても綺麗です。秋田県側の北西方向には象潟の風景も確認できます。あの松尾芭蕉が「おくの細道」の目的地とした場所です。
(千蛇谷の雪渓)
下りは快適に雪渓歩きを・・・外輪山から見下ろす谷は勾配もゆるく、快適な雪渓下りが楽しめると見ました。登頂の満足感に浸りながら、軽快なステップで降りてゆけます。ただし、外輪山からの落石には要注意・・・
(山を振り返る)
崩落で付け替えられたという険しい道を梯子段にて七五三掛の分岐に戻ります。ここまでくれば、後はひたすらに歩くだけ・・・かといって、往復10時間のコースはとてもハード・・・鳥海湖、御浜小屋を過ぎ、後は長い長いチシマザサの裾野を黙々と歩くだけです。はるか遠くに鉾立の駐車場が見えたときはがっかりしましたが・・・あまりに遠くに見えて!
(おまけの山居倉庫)
前日、岐阜より高速道路をひたすら走って酒田へ・・・途中、休憩をかねて新潟県村上市へ。城下町ならではの落ち着きと風情のある町・・・黒板塀の続く寺町。三面川では今も遡上する鮭が採られ、天井から吊るして干物にする風景が見られます。鮭の酒びたしは絶品とか。
山形県酒田市に入って訪れたのが山居倉庫・・・庄内平野は米どころ・・・今も現役でこの米蔵倉庫群は活用されているそうです。明治期に植えられたケヤキの並木が素晴らしい・・・そういえば、ここはドラマ「おしん」の撮影にも利用されたとか。