goo blog サービス終了のお知らせ 

Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

自転車、登山、テレマークスキー、カヌー・・・そんな情報が満載ですよ!!

山旅 濁河温泉から御嶽へ!!

2010-08-12 21:14:29 | 登山
《山旅 濁河温泉から御嶽へ!!》

 半分!?は岐阜の山なのに木曽御嶽という。加賀白山しかり・・・こだわりで、岐阜県側の濁河温泉より飛騨頂上を目指した。

 先ずは画像から・・・
http://picmate-club.panasonic.jp/p/29596/album/azDCdbncSt3q/photo_list

 小坂より県道に入り、濁河温泉への道を上がってゆく。その距離は40km、山道の苦手な方には辛い道中となる。救いはそこに広がる眺望、大平展望台から眺める御嶽の雄姿にはため息が出える。

 濁河スキー場を過ぎればすぐに温泉街へ・・・意外と活気のある旅館街に驚く。やはり秘湯ブームなのであろうか。

 奥まったところより登山道は始まる・・・橋を渡って御嶽教の神社?へ・・・沢に沿った中腹の道を登ってゆく。木製の板が敷き詰められ、多少は歩きやすいというところか。

 森林限界が近づくころ、北方向に乗鞍岳が少しだけ望めた。更に正面の鞍部へと高度を上げる。ここが胸突き八丁・・・グループが大きくバラけ、ひたすら足を上げることだけに専念をする。

 五ノ池小屋の屋根が見えた!・・・その場所の周りにはコマクサの大群落が・・・あまりにも多いことに驚く。イワギキョウも負けずと咲いていた。


(コマクサの群落)

 飛騨頂上にて記念写真を・・・五ノ池や四ノ池は干上がっていた。三ノ池は、なみなみと碧い水をたたえていた。摩利支天山は目の前に・・・継子岳へはちょっと頑張れば・・・最高点の剣ヶ峰へはかなりの時間が・・・今日はここより下山することにする。


(火口湖・三ノ池)

 御嶽は火山である。1970年10月、眠っていると思われた御嶽が突如噴火・・・日曜日であったため、周辺の山に登っていた多くの登山者が噴煙を目撃している。自然のもつ恐ろしさを感じた。


(飛騨頂上にて)

 年に一度は三千メートル級の山へ・・・そんな思いで計画した御嶽ではあったが、やはりハイキング程度とは行かなかった。予想以上に寒い気温、時より発生するガス・・・3時過ぎには夕立が・・・やはり山を甘く見てはいけないようだ。

山旅 奥越・赤兎山へ!!

2010-07-21 22:12:38 | 登山
《山旅 奥越・赤兎山へ!!》

 越前と加賀の境にある山、赤兎山(1629m)へ行ってきました。
フォトアルバムは・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/443288/

 ここの魅力は、高層湿原と白山の大展望。
赤池の周辺にはササユリやニッコウキスゲが・・・
白山、別山、三ノ峰から願教寺山、野伏山の連山。
大長山から大日山、経ヶ岳から荒島岳・・・展望は360度・・・欲しいままでした。

 登山道沿いのブナ林・・・福井の山に癒された一日でした。

 福井北インターを降り、勝山から小原へ・・・帰りに気が付くのだが、敦賀経由と白鳥経由では30キロもの違いがあった。次回よりは、九頭竜経由でと思う。

 小原・・・ここは平家の落人集落だとか、家屋の造りに特徴があった。更に奥へ進むとゲートが・・・通行協力金として一人300円を徴収・・・実質の入山料であろうか。全国的に広がりつつあるようだ。

 駐車場には50台あまりが・・・人気の山のようである。仕度をし、登山道を登り始める。ブナの幼木が茂るコースは、適度に日陰もあって歩きやすい。中腹よりは背後に大長山が大きく望めるようになる。実に格好良い山だ。

 小原峠へ至り、右にルートを採って赤兎山を目指す。結構な急坂で、枝につかまりながら高度を上げる。樹間越しに白山の雄姿が・・・幾筋もの雪渓が標高の高さを物語っていた。ここは白山の絶好の展望台のようで、三ノ峰から別山、白山本峰から釈迦ヶ岳までが丸見えであった。


(赤兎山・頂上付近の笹原)

 頂上台地へと上がると、周り一面が笹原であった。ササユリの花が登山道沿いに咲き、心をなごましてくれた。頂上で写真を撮り、さらに先にある避難小屋を目指す。ニッコウキスゲが咲いているという・・・

 小屋の手前には福井県唯一の高層湿原、赤池があった。気が遠くなるような年月を経て造られた湿原は貴重・・・水面に写る青空が美しい・・・ニッコウキキスゲもちらほらと。


(白山の展望をバックに!)

 避難小屋の更に先が絶好の展望台であった。手前の大きな谷を隔て、別山を始とした白山の連山が一望のもとであった。豪勢なランチをたらふくいただいた。

 三ノ峰から銚子ヶ峰、願経寺山からよも太郎、薙刀山、野伏ヶ岳。鷲走ヶ岳から荒島岳も手に取るように・・・真南に見える三角錐の山は屏風山であろうか。


(高層湿原の赤池)

 一番近い山は経ヶ岳・・・火山性の山でスタイルは抜群、また登ってみたい山である。遠くに見える大日山も魅力的だ。

 この山には奥越の秘湯「鳩ヶ湯」からも登山道がある。刈込池の紅葉が素敵な頃に再訪をしたい。

フォトアルバムは・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/443288/

山旅 越中の名峰・白木峰へ!!

2010-06-16 16:58:05 | 登山
《山旅 越中の名峰・白木峰へ!!》

 富山の八尾と岐阜の宮川の境に位置する名峰、白木峰(しらきみね・1596㍍)へ行って来ました。
ここは豪雪地帯・・・笹原におおわれた頂上台地には一本の木道がどこまでも続き・・・まだ山かげには雪が残っていました。

 この時期、タムシバやツツジ、コバイケイソウなど多くの草花が咲き乱れていました。7月に入れば、ニッコウキスゲが笹原いっぱいに咲くとか・・・

 清見インターを降り、小鳥ダム湖畔を通って河合へ・・・角川にて国道471号へ入る。この道は、国道とは名ばかり・・・林道と思ったほうが正しい。狭い、急坂、悪路と酷道三拍子が揃っている。

 二ツ屋集落の跡を過ぎ、地蔵様が鎮座する楢峠(1226m)を越える。山菜採りのクルマであろうか、多くの富山ナンバーのクルマが対向してきた。下山予定となる取水口の赤い橋に一台をデポした。

(木道の向うには金剛堂山が!)

 庵谷、「21世紀の森」の看板に従って右折し、林道の最奥(標高1300m)までクルマで上がる。ここも山菜取りのクルマでいっぱいであった。

 急な尾根に付けられた登山道をゆるゆると登り始める。車道を二度ほど横切り、ヘリポートを過ぎれば頂上台地へとたどり着いた。一面が笹におおわれ、一本の木道が延々と続いていた。

(白木峰の頂上にて!)

 標高(1596m)が低いにもかかわらず、その景色は雄大であった。日本海に面した山々の積雪は半端じゃないようで、6月であっても山陰には残雪が見られた。

 今日は小白木峰へ縦走・・・南西に伸びる尾根を下り始める。正面には金剛堂山がどっしりと構えていた。尾根上には多くの花々が・・・

(小白木峰の池塘にて!)

 小白木峰は目立たないピークであった。なぜか二つの三角点が・・・

 その先を下ったところに池塘が・・・これを見たくてやって来た・・・それは期待以上で、ひっそりと水をたたえた水面は、長い山旅の疲れを忘れさせてくれた。

 その後、一気に斜面を下って取水口のある赤い橋の所へ降り立った。



画像はこちらから・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/427388/

山旅 飛騨・山之村の天蓋山へ!! 

2010-06-04 22:27:05 | 登山
《山旅 飛騨・山之村の天蓋山へ!! 》

 天蓋山の標高は1527m・・・そこから眺める北アルプスの眺望は最高。

 清見インター、古川、十三墓峠へとクルマを進め、旧上宝村へと入る。何度走っても飛騨の景色には感動する・・・まさしく日本の原風景!・・・いつまでも残しておいてもらいたいと。

 本郷を抜け、大きく下って高原川へ・・・次に双六川に沿って遡り、山吹峠を目指す。道はうねうねと蛇行を始め、グイグイと高度を上げてゆく。突然、右手方向に白い鋭鋒が・・・笠ヶ岳である。飛騨山脈(北アルプス)の山々の半分は長野県側に属し、岐阜県の山というイメージは薄い。唯一、三千メートル級で岐阜県だけの山というのは笠ヶ岳だけのようである。

 山吹峠を越えると旧神岡町山之村。山深い飛騨の中でも更に辺鄙、標高は900㍍、まさしく奥飛騨最後の秘境でもある。山之村牧場を過ぎ、中河与一の小説「天の夕顔」から名付けたのか、天の夕顔駅より登山を開始する。


(山之村・天の夕顔駅より)

 葉を落としたブナ林を沢に沿って登って行く。ショウジョウバカマの花が綺麗だ。心なしか空気も美味しい。これで元気が出ないはずが無い・・・高度を上げるに従い、白く雪に覆われた飛騨山脈の景色が広がってきた。


(黒部五郎岳の雄姿)

 笠ヶ岳、双六岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳、北ノ俣岳・・・蒼々たる山々の展望が開けてきた。これを見るためにやってきた!・・・思わず心の中でにんまりとする。

 浮かれていると道を失った・・・残雪期の山は怖い・・・夏道を雪が隠し、ルートを見失うことがある。藪を漕ぎ、尾根上に出て本来の道を探した。

 主稜線に出てからが長かった。アップダウンを数度繰り返し、ようやく本峰を望むことが出来た。


(天蓋山の頂上にて)
 360度さえぎる物なし・・・まるで奥飛騨の展望台に立ったよう・・・飛騨を囲む全ての山々が一望の元であった。貸切状態の頂上でいただくランチはまた格別、手作りの食材に鼓舞を打つ。ご馳走様・・・


(北アルプスのパノラマ)
 地図を片手に山座同定・・・過去の山行を懐かしく思う。


(池ヶ原湿原の水芭蕉)
 下山後、尾瀬にも負けない水芭蕉の群落があるという池ヶ原湿原へ向かう。まだまだ知られていないようで、ひと気は少なかった。 ちょうど花も盛りで、よく整備された木道の上を散策してみた。時期遅れのつくし採りを楽しむ方も・・・


(種蔵の板倉)
 飛騨の民家で特徴的なのが板倉・・・土と漆喰で作られた倉ではなく、板で壁が作られた小屋が畑や水田の中にぽつんと建てられている。火災の際、大事な家財道具や農作物の種を守るための知恵なのか、母屋とは離れているのが特徴である。

 旧宮川村種蔵・・・ここの集落には多くの板倉が残っており、独特の風景を楽しむことができる。

 山旅!・・・今回も飛騨の自然と文化を楽しめる企画であった。自画自賛ではあるが・・・

山旅 敦賀・西方ヶ岳から螳螺ヶ岳へ!!

2010-03-23 23:02:23 | 登山
《山旅 敦賀・西方ヶ岳から螳螺ヶ岳へ!! 》

 春を探しに・・・総勢14名で敦賀の山へ行ってきました。
日曜も雨、火曜も雨・・・22日だけが好天のようでした。

 敦賀半島の山々・・・その魅力は展望・・・低山ながら日本海を眼下に眺めながら縦走できるのは感動モノです。

 先ずはフォトアルバムをご覧ください・・・
http://album.pentax.jp/166909111/albums/359368/

 登山口は常宮(じょうぐう)神社から・・・豊臣秀吉軍が朝鮮から持ち帰ったといわれる国宝の新羅鐘は、渡来した鐘では最古のもの。「お産のじょうぐうさん」と親しまれ、安産の神様としても名を知られているという。

 神社横より民家の間の道を進み、登山口へと進む。山に突き当たったところより階段で整備された道を登ってゆく。周りの木々は広葉樹がほとんどで、視界が利くのが嬉しい。タムシバの白い花が咲き始めていた。


(奥の院展望台より敦賀湾を見下ろす)
 この山の魅力は海の展望・・・銀色に光を反射している敦賀湾の眺めに心が癒される。湾の向うには、伊吹山、金糞岳、美濃又丸、笹ヶ峰といった奥美濃の山々。部子山、銀古峯、加賀白山などの福井の山々が白く眺められた。

 オウム岩・・・ここも絶好の展望台で、その高度感が気持ちよい。ここは岩登りの練習場でもあるらしく、確保用のピンがあった。


(西方ヶ岳頂上にて)
 途中、銀命水の湧き水に喉を潤す。かなりの山の上でありながら、滾々と流れる水が不思議である。

 登り口から2時間半、途中から現れた残雪を踏みしめて頂上に立った。避難小屋もあって心強い。湾が見下ろせる岩の上に立て、展望を楽しんだ。


(西方ヶ岳からサザエヶ岳の稜線には残雪が)
 ここの山の魅力は尾根の縦走・・・残雪を踏みしめ、サザエヶ岳を目指す。時より、眼下に見える水島の海の色が素晴らしい・・・エメラルドグリーン・・・まるで南の島のような雰囲気である。

 サザエヶ岳で最後の景色を楽しみ、裏底集落へと急いで下山をした。

 敦賀三山・・・野坂岳、岩篭山、西方ヶ岳・・・次回の山旅のイメージを描くのも山遊びの大きな楽しみでもある。