《山旅 飛騨・山之村の天蓋山へ!! 》
天蓋山の標高は1527m・・・そこから眺める北アルプスの眺望は最高。
清見インター、古川、十三墓峠へとクルマを進め、旧上宝村へと入る。何度走っても飛騨の景色には感動する・・・まさしく日本の原風景!・・・いつまでも残しておいてもらいたいと。
本郷を抜け、大きく下って高原川へ・・・次に双六川に沿って遡り、山吹峠を目指す。道はうねうねと蛇行を始め、グイグイと高度を上げてゆく。突然、右手方向に白い鋭鋒が・・・笠ヶ岳である。飛騨山脈(北アルプス)の山々の半分は長野県側に属し、岐阜県の山というイメージは薄い。唯一、三千メートル級で岐阜県だけの山というのは笠ヶ岳だけのようである。
山吹峠を越えると旧神岡町山之村。山深い飛騨の中でも更に辺鄙、標高は900㍍、まさしく奥飛騨最後の秘境でもある。山之村牧場を過ぎ、中河与一の小説「天の夕顔」から名付けたのか、天の夕顔駅より登山を開始する。
(山之村・天の夕顔駅より)
葉を落としたブナ林を沢に沿って登って行く。ショウジョウバカマの花が綺麗だ。心なしか空気も美味しい。これで元気が出ないはずが無い・・・高度を上げるに従い、白く雪に覆われた飛騨山脈の景色が広がってきた。
(黒部五郎岳の雄姿)
笠ヶ岳、双六岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳、北ノ俣岳・・・蒼々たる山々の展望が開けてきた。これを見るためにやってきた!・・・思わず心の中でにんまりとする。
浮かれていると道を失った・・・残雪期の山は怖い・・・夏道を雪が隠し、ルートを見失うことがある。藪を漕ぎ、尾根上に出て本来の道を探した。
主稜線に出てからが長かった。アップダウンを数度繰り返し、ようやく本峰を望むことが出来た。
(天蓋山の頂上にて)
360度さえぎる物なし・・・まるで奥飛騨の展望台に立ったよう・・・飛騨を囲む全ての山々が一望の元であった。貸切状態の頂上でいただくランチはまた格別、手作りの食材に鼓舞を打つ。ご馳走様・・・
(北アルプスのパノラマ)
地図を片手に山座同定・・・過去の山行を懐かしく思う。
(池ヶ原湿原の水芭蕉)
下山後、尾瀬にも負けない水芭蕉の群落があるという池ヶ原湿原へ向かう。まだまだ知られていないようで、ひと気は少なかった。 ちょうど花も盛りで、よく整備された木道の上を散策してみた。時期遅れのつくし採りを楽しむ方も・・・
(種蔵の板倉)
飛騨の民家で特徴的なのが板倉・・・土と漆喰で作られた倉ではなく、板で壁が作られた小屋が畑や水田の中にぽつんと建てられている。火災の際、大事な家財道具や農作物の種を守るための知恵なのか、母屋とは離れているのが特徴である。
旧宮川村種蔵・・・ここの集落には多くの板倉が残っており、独特の風景を楽しむことができる。
山旅!・・・今回も飛騨の自然と文化を楽しめる企画であった。自画自賛ではあるが・・・
天蓋山の標高は1527m・・・そこから眺める北アルプスの眺望は最高。
清見インター、古川、十三墓峠へとクルマを進め、旧上宝村へと入る。何度走っても飛騨の景色には感動する・・・まさしく日本の原風景!・・・いつまでも残しておいてもらいたいと。
本郷を抜け、大きく下って高原川へ・・・次に双六川に沿って遡り、山吹峠を目指す。道はうねうねと蛇行を始め、グイグイと高度を上げてゆく。突然、右手方向に白い鋭鋒が・・・笠ヶ岳である。飛騨山脈(北アルプス)の山々の半分は長野県側に属し、岐阜県の山というイメージは薄い。唯一、三千メートル級で岐阜県だけの山というのは笠ヶ岳だけのようである。
山吹峠を越えると旧神岡町山之村。山深い飛騨の中でも更に辺鄙、標高は900㍍、まさしく奥飛騨最後の秘境でもある。山之村牧場を過ぎ、中河与一の小説「天の夕顔」から名付けたのか、天の夕顔駅より登山を開始する。
(山之村・天の夕顔駅より)
葉を落としたブナ林を沢に沿って登って行く。ショウジョウバカマの花が綺麗だ。心なしか空気も美味しい。これで元気が出ないはずが無い・・・高度を上げるに従い、白く雪に覆われた飛騨山脈の景色が広がってきた。
(黒部五郎岳の雄姿)
笠ヶ岳、双六岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳、北ノ俣岳・・・蒼々たる山々の展望が開けてきた。これを見るためにやってきた!・・・思わず心の中でにんまりとする。
浮かれていると道を失った・・・残雪期の山は怖い・・・夏道を雪が隠し、ルートを見失うことがある。藪を漕ぎ、尾根上に出て本来の道を探した。
主稜線に出てからが長かった。アップダウンを数度繰り返し、ようやく本峰を望むことが出来た。
(天蓋山の頂上にて)
360度さえぎる物なし・・・まるで奥飛騨の展望台に立ったよう・・・飛騨を囲む全ての山々が一望の元であった。貸切状態の頂上でいただくランチはまた格別、手作りの食材に鼓舞を打つ。ご馳走様・・・
(北アルプスのパノラマ)
地図を片手に山座同定・・・過去の山行を懐かしく思う。
(池ヶ原湿原の水芭蕉)
下山後、尾瀬にも負けない水芭蕉の群落があるという池ヶ原湿原へ向かう。まだまだ知られていないようで、ひと気は少なかった。 ちょうど花も盛りで、よく整備された木道の上を散策してみた。時期遅れのつくし採りを楽しむ方も・・・
(種蔵の板倉)
飛騨の民家で特徴的なのが板倉・・・土と漆喰で作られた倉ではなく、板で壁が作られた小屋が畑や水田の中にぽつんと建てられている。火災の際、大事な家財道具や農作物の種を守るための知恵なのか、母屋とは離れているのが特徴である。
旧宮川村種蔵・・・ここの集落には多くの板倉が残っており、独特の風景を楽しむことができる。
山旅!・・・今回も飛騨の自然と文化を楽しめる企画であった。自画自賛ではあるが・・・