《輪旅 郡上ファンライド180km!!その2》
大洞峠にて・・・
パンをかじり、残りの水を飲み、ストレッチをしてみる。晴れていれば、ここより御嶽が眺められるはずだ。この先をどうするか・・・明宝より八幡へ下り、美並辺りより大峠を越えて上之保へと・・・弱気になる。
下りに入る。なかなかの難路で、簡易舗装が剥がれ、結構怖い思いをさせられた。ソロツーリングの心得として、転倒はしない・・・細心の注意を払って寒水(かのみず)の集落へと降り立った。
(寒水手前のひなびた神社)
寒水は、郡上らしいとても落ち着いた風景が広がっていた。本来なら、自転車を止めてゆっくりしたいところだが、仕方なく先を急いだ。いい加減、走り切ったところで、明宝の道の駅「摺墨の里」へと着いた。
なんと、そこには先行した若者軍団が休憩を終えたところであった。ここで遭えなければ、多分、私はギブアップをしてショートカットしていたであろう。気を取り直して完走を目指す。(結果、これが地獄を見る羽目に!??)
畑佐より小川峠への道へと入る。集落からは、峠の全容が見えていて、簡単に上れそうに思えた。が、現実は厳しく、何度も、何度も九十九折を曲がっても峠の雰囲気さえ感じることは出来なかった。
半ばヤケクソ!私にやれることはひたすらペダルを漕ぐことだけ・・・眼下に小さくなっていく集落の眺めだけが慰めとなる。
17時、小川峠着。暗くなる前に上之保到着は無理となる。馬頭観音さんの写真を撮りながら一息つく。そこより右に折れ、和良へ向かうダートの道を上り始める。(後日談・・・記憶が曖昧で、下ると参加者へ伝えていた)
(小川峠にて)
浮いた砂利に後輪が滑り、難儀をしながらピークを目指す。悪いことに雨がポツリと降り始めた。やがてまとまった降雨に・・・ポンチョを着込み、覚悟を決める。
ここより土京口までの区間はご機嫌であった。不快な雨以上に素敵な風景が続き、大いに満足しながらの走行となった。土京温泉の残骸は、自然に帰ろうとしていた。
土京口で右折し、和良の中心部へと向かう。街中には、スーパーらしきものもあったが、補給をあきらめて先へと急いだ。(結果、これが裏目に!)
三庫にて左折し、洲河(すごう)へと向かう。途中、最後のロールパンをかじるが、バッグの中に何も食べるものが無いとなると心細くなる。ゴールまで持つのであろうかと・・・
洲河を過ぎ、笹方峠への上りに入ったところで暗闇となった。去年の放生峠の二の舞・・・闇夜、降雨、峠越え・・・日頃の行いの悪さ!としか言いようが無い。
開き直って、楽しみながらペダルを踏む。顔は泣いていたかも・・・
(仲間からのメッセージ)
難なく?峠を越え、闇夜のダウンヒルに入る。LEDのヘッドランプが照らしてくれる範囲は狭い。なるべく道路の真ん中を狙って、豪快?な下りを楽しんだ。
落合で最初の集落に会う。これで一安心・・・かと思えば、とんでもなかった。右手には沢が続き・・・闇の中、ガードレールも無い一車線幅の道路をひた走る。何度も、日本鹿が驚いて山の斜面を駆け上がっていった。沢からはカジカガエルの鳴き声が・・・木々の間からは、ヨタカの鳴き声が・・・闇夜で何も見えないだけ五感が冴え渡り、自然が奏でる音を楽しむことが出来た。(気分は極楽!?)
小那比の神社まで来れば安全圏に・・・ようやく気分も落ち着き、携帯のメールや着信履歴に目を通す。仲間からのメッセージのようだ。電話を掛けて安心してもらう。「元気に走ってますよ~と!」
小那比川には蛍が・・・その乱舞する姿は幻想的でもあった。まるで完走を祝ってくれているような・・・
20時過ぎ・・・這這の体で役場跡へと辿り着いた。待ち受けていた仲間のフラッシュ?がとても嬉しかった。「お疲れ様!」
まさしくファンライド・・・180km、14時間半・・・実質は195km・・・大いに楽しめたことはいうまでもない。二度と走りたくない・・・とも思ったが・・・
大洞峠にて・・・
パンをかじり、残りの水を飲み、ストレッチをしてみる。晴れていれば、ここより御嶽が眺められるはずだ。この先をどうするか・・・明宝より八幡へ下り、美並辺りより大峠を越えて上之保へと・・・弱気になる。
下りに入る。なかなかの難路で、簡易舗装が剥がれ、結構怖い思いをさせられた。ソロツーリングの心得として、転倒はしない・・・細心の注意を払って寒水(かのみず)の集落へと降り立った。
(寒水手前のひなびた神社)
寒水は、郡上らしいとても落ち着いた風景が広がっていた。本来なら、自転車を止めてゆっくりしたいところだが、仕方なく先を急いだ。いい加減、走り切ったところで、明宝の道の駅「摺墨の里」へと着いた。
なんと、そこには先行した若者軍団が休憩を終えたところであった。ここで遭えなければ、多分、私はギブアップをしてショートカットしていたであろう。気を取り直して完走を目指す。(結果、これが地獄を見る羽目に!??)
畑佐より小川峠への道へと入る。集落からは、峠の全容が見えていて、簡単に上れそうに思えた。が、現実は厳しく、何度も、何度も九十九折を曲がっても峠の雰囲気さえ感じることは出来なかった。
半ばヤケクソ!私にやれることはひたすらペダルを漕ぐことだけ・・・眼下に小さくなっていく集落の眺めだけが慰めとなる。
17時、小川峠着。暗くなる前に上之保到着は無理となる。馬頭観音さんの写真を撮りながら一息つく。そこより右に折れ、和良へ向かうダートの道を上り始める。(後日談・・・記憶が曖昧で、下ると参加者へ伝えていた)
(小川峠にて)
浮いた砂利に後輪が滑り、難儀をしながらピークを目指す。悪いことに雨がポツリと降り始めた。やがてまとまった降雨に・・・ポンチョを着込み、覚悟を決める。
ここより土京口までの区間はご機嫌であった。不快な雨以上に素敵な風景が続き、大いに満足しながらの走行となった。土京温泉の残骸は、自然に帰ろうとしていた。
土京口で右折し、和良の中心部へと向かう。街中には、スーパーらしきものもあったが、補給をあきらめて先へと急いだ。(結果、これが裏目に!)
三庫にて左折し、洲河(すごう)へと向かう。途中、最後のロールパンをかじるが、バッグの中に何も食べるものが無いとなると心細くなる。ゴールまで持つのであろうかと・・・
洲河を過ぎ、笹方峠への上りに入ったところで暗闇となった。去年の放生峠の二の舞・・・闇夜、降雨、峠越え・・・日頃の行いの悪さ!としか言いようが無い。
開き直って、楽しみながらペダルを踏む。顔は泣いていたかも・・・
(仲間からのメッセージ)
難なく?峠を越え、闇夜のダウンヒルに入る。LEDのヘッドランプが照らしてくれる範囲は狭い。なるべく道路の真ん中を狙って、豪快?な下りを楽しんだ。
落合で最初の集落に会う。これで一安心・・・かと思えば、とんでもなかった。右手には沢が続き・・・闇の中、ガードレールも無い一車線幅の道路をひた走る。何度も、日本鹿が驚いて山の斜面を駆け上がっていった。沢からはカジカガエルの鳴き声が・・・木々の間からは、ヨタカの鳴き声が・・・闇夜で何も見えないだけ五感が冴え渡り、自然が奏でる音を楽しむことが出来た。(気分は極楽!?)
小那比の神社まで来れば安全圏に・・・ようやく気分も落ち着き、携帯のメールや着信履歴に目を通す。仲間からのメッセージのようだ。電話を掛けて安心してもらう。「元気に走ってますよ~と!」
小那比川には蛍が・・・その乱舞する姿は幻想的でもあった。まるで完走を祝ってくれているような・・・
20時過ぎ・・・這這の体で役場跡へと辿り着いた。待ち受けていた仲間のフラッシュ?がとても嬉しかった。「お疲れ様!」
まさしくファンライド・・・180km、14時間半・・・実質は195km・・・大いに楽しめたことはいうまでもない。二度と走りたくない・・・とも思ったが・・・
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