Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

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山旅 花の名山・白山へ!その2

2011-09-04 17:19:40 | 登山
《山旅 花の名山・白山へ!その2》
白山の旧火口・・・お池めぐり。高山植物の綺麗さ以上に魅力的なのがこのコースかと思います。その残雪は9月頃までも残るのでしょうか。日本海に面した山の厳しさが感じられます。


(ガスのかかる大汝峰)
大汝峰を目指して急な崖を下ります。かつての火口の跡でしょうか。ゴロゴロと横たわる岩石を縫っての登山道はとても危険です。右手には、ひときは高い剣ヶ峰が・・・神事のときだけ神職の方が登られるのでしょか・・・霊験のある神域という雰囲気に包まれています。


(翠ヶ池にて)
とても不思議な感じがする火口湖・・・周り雪渓に囲まれ、湖面の先は雲海に続く・・・いかにも龍神が出現しそうな雰囲気が漂っています。


(一面のお花畑)
長い冬・・・雪の下に眠っていた花々が夏に咲き乱れます。花の名山と呼ばれる所以でしょう。花にはうとい私でさえ、その素晴らしい風景に感動を覚えます。


(静まり返る翠ヶ池)
まさしく碧いという文字が合う湖面の色・・・各地のいろんな火口湖を見てきましたが、私はこの池が一番好きです。しばらく、のんびりと眺めていたい景色です。


(ハクサンコザクラ)
とても清楚で控えめな花です。


(下山開始)
ぐるりと大きく西に周り、室堂に戻れば池めぐりも終了。仕度を整え、弥陀ヶ原を目指して下山を開始です。木道を通り、黒ボコ岩を目指します。ここより左手に取れば、甚之助ヒュッテを経て砂防新道へ。今回は、花が素晴らしいと聞いている観光新道を下ります。ここは展望のコースでもあり、多くの高山植物が次から次へと現れ、飽きることがありません。


7月からお盆までくらいが花のシーズンでしょうか・・・


(殿ヶ池ヒュッテ)
尾根道の下のほうに赤い屋根が見えてきます。殿ヶ池ヒュッテ・・・避難小屋のようですが、悪天候の時には有り難い存在です。


(コオニユリ)
観光新道の勾配はとても急・・・好みにもよりますが、下山に利用するとよい感じです。上りに使えば・・・延々と急登を強いられることになります。木陰を造る木立も少なく、炎天下では辛い思いをすることになりそうです。途中でいただいた室堂小屋の弁当(千円)・・・本物の竹の皮で包まれた味ご飯はとても美味しかったです。

下山後は温泉へ・・・旧白峰村の温泉に浸かり、山の汗と疲れを流しました。極楽!極楽!



山旅 花の名山・白山へ!その1

2011-09-04 09:20:36 | 登山
《山旅 花の名山・白山へ!その1》
花の名山、白山へ行ってきました。白山へは何度も登っていますが、こんなに花が素晴らしい時期に訪れたのは初めてでした。ハクサンコザクラ、ハクサンフウロ、ハクサンイチゲ・・・白山という名前が付いた花が多いのも凄い。そのほか、クロユリ、チングルマ、リュウキンカ、ニッコウキスゲ・・・あまりにも多くて書ききれません。


(別当出合の登山口にて)
ハイシーズンの期間、クルマは市之瀬までしか入れません。そこよりシャトルバスにて登山口へ・・・正しい判断だと思います。管理棟の前より吊橋を渡り、砂防新道にて登り始めます。ここが一番人気コース・・・安全で、斜度も緩く、適度に木陰があって快適な登山道です。近ごろ人気の冨士登山と違い、人も適度で、緑も濃く、登山の楽しみが多くあるようです。


(エコーラインを行く)
甚之助ヒュッテで大休止・・・ささやかなランチタイムを楽しみます。ここから眺める別山は大きい・・・いつかは、石徹白より美濃禅定道を辿って白山へ登ってみたいと思う。ヒュッテの先で分岐に・・・左にとれば黒ボコ岩経由のメインコースへ・・・今回は、花の豊富なエコーラインを辿ってみました。南龍ヶ馬場辺りの景色も素晴らしかったです。


(クロユリの群落)
水平道からジグザクの登りに入ります。先ずはニッコウキスゲが・・・次々に有名?な高山植物が現れます。花の名前に詳しい方より説明を受けますが、一晩寝ると忘れてしまう・・・ここはハクサンフウロなど、ハクサンの名の付いた固有の花も多いそうです。


(青い空)
山で一番嬉しいのは快晴・・・空の青さが格別でした。下界は猛暑・・・爽やかな風が気持ちよいです。いくらエアコンの性能が進化しても、これには追いつけないでしょう。


(これはなんの花?)
白山は豪雪地帯・・・7月の末でも雪渓が残っています。よく整備された階段状の登山道を上って行きます。弥陀ヶ原へ出れば室堂は近い・・・御前峰も大きく見え始めます。


(室堂小屋の夕焼け)
今宵の宿は室堂の山小屋で・・・収容人数は750名とか。正直、ハイシーズンの山小屋は好きではありません。あの混みようは尋常でない・・・過去、嫌な思いを何度もしていますので。でも、それは昔の話し・・・今時の山小屋は設備もよく、食事もレベルアップしているようです。


(ハクサンコザクラ)
日没までの小一時間、室堂周辺の散策を楽しみました。小屋泊まりならではの贅沢・・・登山中では味わえない山の楽しさがあります。御前峰に流れるガス・・・福井市方面に沈む夕日・・・別山辺りの景色にも素晴らしいものがありました。


(翌朝の登山道)
平日ということもありまして、それほど小屋のベッドも混むことなく、快適に過ごせました。夜中、トイレタイムで外へ出てみると、夜空には天の川が・・・時より流れ星も・・・下界では忘れていたものが多くありました。

御来光・・・頂上付近にはガスが掛かっていたため、ちょっと遅いスタート・・・寒さはそれほどでもなく、快調に頂上へ向かいました。


(御前峰にて)
全員が無事に登頂(標高2702m)・・・白山比(しらやまひめ)神社奥宮に参拝。目の前には剣ヶ峰が・・・ここは神域であり、入れないそうです。その左手には大汝峰が・・・その手前には残雪と翠ヶ池は美しい。

この後、池めぐりを楽しむ。ここは別天地・・・日帰り登山では時間に余裕がないために訪れることができない。ここは是非とも歩きたい場所・・・白山を倍楽しめるコースでもありました。