憂さ晴らし 2015年12月24日 | 仕事 今日の新患は16才の少年だった。この年頃だったら親と来診するのが普通だが、彼は一人だった。紹介もとは高校のカウンセラー。 鬱っぽいと。 ガラスのようで壊れてしまいそうな彼だった。 話したい事は何もないし、人と話すのは嫌いだと開口一番に言われたが、問診は思った以上にスムースに進んだ。ほろほろと泣き出す場面も。 虐待やいじめはない。しかし薬物依存の母親が家を出て行き、父親との二人暮らし。父親は最 . . . 本文を読む