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シリーズその5
その1 日本の問題点
その2 法改正ができることを知ってますか?
その3マンパワーを自覚していない
その4政治は投票率が反映される
日本の看護が変わらないのは看護師自身のせいでもある、とこのシリーズで書いてきました。
医療職の中で最大級の職能団体である自覚を持って欲しい。有権者として権利を最大限使って欲しい。そして最後は古い法政のために日本の看護教育が陳腐なものになっている事を看護学識者がまとめて、どんな改正が必要なのか?を厚労省へ持って行って欲しい。
このような活動も欧米では脈々と行われて、改正が行われ続けてきたのです。厚労省で働く人も政治家も現場で働いている看護師ではないのですから、現場と教育のギャップなんてわかるはずがないのです。疑問を持つことができるのは当事者。つまり看護師であって、看護教育者なのです。
今まで教育時間数を増やすことを陳情してきた経緯も知っています。諦めるのは早すぎます。もっと学術的にたくさんのエビデンスを持ってくることはできないでしょうか?厚労省が持ってくる、厚労省に都合の良い数字ばかり使わず、看護教育者が教育現場と臨床現場の看護師の実情からのギャップや、海外の看護系の法規と日本の法規の比較研究とか。それらが蓄積され大きくなれば、世論を動かしていけると思いませんか?世論が動けば医師会に優位にしている部署もそれなりに動く必要が出るはずです。
私はカナダで希望職種を看護師と記入したばかりに個人の永住権が通らず、看護師不足がこれだけニュースになっているのに看護師がカナダが必要とする職種リストに入っていないのはおかしい、と政治家へ手紙を送り、それもダメだったので新聞社へ問い合わせました。新聞記者が動きネタを深掘りして、特集を組んでくれたおかげで、カナダ移民の職種リストが何年も変更されていないことが発覚し、それが変更されました。また、BC州はPNPと言う労働移民を最速で可決できる制度を2年も使っていないことも判明して、そのプログラムが作動するようになりました。PNPで移民をとった看護師仲間に「それ私のおかげよ」と言ったものですが(笑
何が言いたいかと言うと、世の中には、理解不能なものが沢山あって、でもそれを「仕方ない」 と諦めた時点で何も変わらないのです。諦めずに解決方法を考え続ける。それをし続ければ少しずつ変わっていきます。やり方はいろいろあって一本道でない時もあります。しかし重要なのは自分の信ずるものを持ち続けることができて、どんな大きな力にも屈しない、行く方向が明確で、同じ思いになってくれる数の確保。それは年功序列から生まれるのではなくて、仲間が共感できるもので、ついていきたい!と思わせるリーダーシップを持っている人物たちの存在。それらを作っていくのも看護師と看護教育界の責務である事を忘れないで欲しい。
シリーズ終わり。
冒頭写真: 日本のテレビでも放映されたバブルレイクを見にいきました。スケートしたりしている人も。
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