日本で高齢者の2割負担に議論が湧いているようですね。外から見て、、、んんんんんー
高齢者の特徴は疾病率の高さ。所得の低さ。そこへ2割負担を課すと所得格差が医療格差へ直結する図式が出てくる。
何度も書くがカナダは医療費無料の国。しかしこの医療費無料は急性期病院の医療と外来医療に限られる。慢性期や長期療養型、在宅には当てはまらない。なので薬剤費も介護費も医療器材費用も個人負担となるのだ。
しかしそれぞれの州で是正を行い、所得格差が医療アクセスへの妨げにならないようにしている。どうするのか?
それは全てが所得税で決められるのだ。
例えば薬剤費。低所得者グループは無料で薬を得ることができる。次の所得グループは年間の薬代がOOドルになると州政府が負担するようになる。この州の負担率がそれぞれの所得で決められるようになっている。
お金がない人には負担が少ないように、お金がある人からはしっかり徴収と言う事だ。薬剤費は所得だけが審査されるが、長期療養型の施設利用料や在宅介護料金は所得プラス資産も審査される。そうでなければ資産を沢山持っていても年金以外の収入がないからと不公平な金額請求になるからだ。
働き盛りの人たちには雇用主が行う福利厚生としての私的保険が、無料でない医療費に使われる。退職した人たちや無職の人はこれがない。それを所得や資産で支払い割合が決められる。
年齢ではなくて所得や資産で医療費が決まる。こんなシステムはどうでしょうか?
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