走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

眠れぬ夜に2

2025年01月27日 | 仕事

昨日の続き


Sleep Hygiene をご存知ですか?不眠対策のことです。昨日書いたのは私の対策。こちらはちゃんとエビデンスがあるものです。


Sleep Hygieneとググれば、いろんな国のものが出てくると思います。少なからず大事なものをあげていきますね。

  • スクリーンタイムの制限。スマホの普及で寝不足になる人が増えています。就寝モードにするほか、就寝前30〜60分テレビを含む画面を見つめる作業をしない。
  • カフェイン摂取を控える
  • 就寝前の暴飲暴食を避ける
  • 運動
  • 暗幕カーテンやアイマスクの利用


こんなところです。以前はどんなにカフェインを摂取していても眠れていたのに、最近は全くダメ。先日の不眠は実は昼食後に食べたティラミスのせい。以前も同じことがありました。緑茶や抹茶でも同じことが起こるようになった私。とほほ。カフェインには覚醒作用があります。


昨日書いた、酒の鎮静と覚醒作用。


私は20代の時に離婚を経験しています。一緒に働いていた医師に「酒に頼るぐらいなら睡眠薬を飲め」と言われたことがあります。決して頼っていたわけではありませんが、胃酸過多の症状があり、その時飲酒量を聞かれた時に言われたのです(そんなに飲めないですよ私。誤解しないでくださいね)。


その時には言われた意味がわからなかったのですが、依存医療を学んだ今はよくわかります。やはり患者指導をする時は、その理由まできちんと説明することも重要ですね。



終わり








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