走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

半年金生活の始まり

2025年01月31日 | 仕事

終わった〜。23年と3ヶ月勤めた職場の最後の日でした。これで半年金生活の始まりです。


半 というのは前職場は辞めても6月から始めた今の仕事はまだまだ続くので、半と呼んでいます。カナダ政府で働いていた相方と異なり、私は州政府。州を跨いで年金を持ってくることもできたのですが、そうせずに年金をもらい出した方が良い、とファイネンシャルアドバイザーに言われ、納得できる内容だったので、そうすることに決めました。今の仕事はフルタイムの半分の時間。職場からはもっと時間を増やしていいのよ、美加の好きなようにして、と言われていますが0.5を貫きます。今までみたいにがっつり働く必要性はないので。


少し前職に採用された時のことを書きますね。免許を習得して就職面接を受けて、働きに来てねと言われたのは2001年の5月。シフトもとっとと組まれました。


「あのービザがないんですけど」と言うと、ビザ????と言われました。あの頃は外国で教育を受けた看護師の受け入れはさほど多くなく、ボスにとって初めての経験でした。

その後労働ビザが取得できたのが11月。6ヶ月かかったと言うこと。


で、オリエンテーションも全くなしで、初日から仕事を与えられました。サインイン(出勤した証明)さえも知らず、1ヶ月半無給でした。だって日本のように月一の給与だと思っていたら、2週間ごとに支払われると1ヶ月後に知って、申立てをして支払いに2週間かかって、と。 思い返せば、めちゃめちゃなスタートでした。


数年後、外国で教育受けた看護師の扱いが変わりました。当然です。国も文化も違うところに免許があるからと放り込まれて、働ける人なんて早々いないもの。安全面から当然のことだと思いました。逆にそれもなしによくやり退けたものだと、自分のサバイバルスキルを褒めたいと思います。


内科病棟から始まり、ICUのステップダウン病棟、そしてホスピス。緩和ケアのコンサルチームにホスピスの師長をしたり、訪問看護したり、そしてNPとなった最後の11年。沢山の経験、楽しかったです。


さあ、しばらく自由になった時間を、やりたかったことに費やして楽しむぞ〜。人生は短い。バランスよく好きなことを、楽しいことに時間を費やしたいもの!


冒頭写真:晴天の朝焼けのロッキー。何度見てもかっこいい。



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