日本NP学会学術集会に初めて参加した2日間。日本の現状を知ることのできる貴重な時間でした。
自分のセッションだけではなく、他のセッションにも参加して積極的に質問も行いました(本当、日本は静かですね。質疑応答中にマイクの奪い合いがおこらない風景に驚きました。海外学会とは大違いです)。
で、その私の質問に共通したものは(毎回何故か、こうなってしまう)
看護師と診療看護師(NP)の役割の明確化。
このブログで何度も書いてきていますが、ここが明確になっていないといつまでも看護の傘の中で全てのOO看護師と括られる立場から脱出できないと思います。
裁量権がないから
は言い訳です。受けてきた教育が違うはずなのに、それを活かさず、看護師でもできる役割をしている事や発表内容をこのような場所へ持ってきて、本当に国民や多種職に診療看護師(NP)の力量を理解してもらえますか?法的な改正に繋がると思いますか?と私は大声で言いたい。
診療看護師(NP)として看護のバックグランドが仕事に生かされていることと、看護師でもできる業務内容や思考課程に留まっていることには違いがあります。
4年制看護師でもない、認定でもない、専門看護師でもない、特定行為でもない、診療看護師(NP)にしかできない事にもっと光を当てていきましょう。ぜひ立ち止まって自問自答をしてください。仲間とブレインストーミングをしてください。期待しています。
冒頭写真: 会場16階からの眺め。札幌駅に近い便利な場所でした。