先週、日本の診療看護師(NP)課程の授業を終えました。今年で4年目になります。1校から始まって、今年は4校合同講義となり26人の生徒が参加しました。 秋田から鹿児島まで様々な地域で未来の活躍の場についてのプレゼンを聞きました。
この授業の内容は日本APN後援会でやっている12週間のワークショップの超時短バージョン。そちらも今年は定員満員で行い数週間前に終えました。こちらも4回目。毎回フィードバックを元に内容を徐々に変えてきているせいか、それとも参加者側の要因か、12週間での成長はとても素晴らしいものでした。HPに参加者の声が出ているのでぜひ、読んでみてください。 HPの一番下。で、こちらの方はAPNがなんぞやを理解して活動範囲を広め、確固としたアウトカムを出して行くことができる未来の姿を想像して、嬉しくなりました。2025年の参加者募集も始まりました。
後者の成長率の素晴らしさは、やはり課題を行ったり来たり、何度も練り直して、より良いものにして行く課程だと思います。問題解析、裏付けできる数字や文献探し、を参加者がしていったからだと思います。働きながら本当にお疲れ様でした。
前者は人数が増えたことで3日間に渡って行えるようになりましたが、それでもやはり即席感は拭えません。生徒さんともっと時間があれば後者のような成長を見ることができるのに、と思います。
これらの経験から思うのは、いかに日本の教育が座って聞くだけのものになっていて、生徒自身が自分で考える時間が乏しいか?と言うこと。そして教科と教科の間につながりがないこと。
技術はいつでもどこでも学ぶことはできますが、思考力を養える場所が大学。思考力というものは学んだ知識を実践できる形になるまで自分で考えて行くこと。複雑な医療環境の中で自分の道を確固とできること。APNの教育課程をもっとそっち寄りにして欲しい、と強く思いました。
冒頭写真: アイル オブ スカイで2泊したB&B。オーナーのおもてなしと美味しい朝食を楽しみました。他の宿泊者との友交も楽しかった。