
先日のブログの続き。
診療看護師(NP)にしかできない事にもっと光を当てていくために
「ぜひ立ち止まって自問自答をしてください。仲間とブレインストーミングをしてください」
と書きました。これは現役の診療看護師(NP)、診療看護師(NP)学生、診療看護師(NP)教育課程に関わる全ての方が行うべきだと思います。就職した時、新しい業務を選ぶ時(与えられた時)、事あるごとに考えてください。これは裁量権のある私とて同じ事です。これができないNPは看護業務に流れている自分に気づけません(カナダの話です)。
そして学会や論文で、これは看護師がするべきことでは?医師の補助業務では?と思った時は演者や作者に疑問を投げかけてください。査読をする方も同じです。学会を企画する段階でも同じです。
ものを作り出す過程は「とりあえず穴を埋めて行こう!」ではないんですよ。穴に入れるものを吟味しなければならないのです。
だから当事者である個人個人が、診療看護師とは?の視点から自問自答、質疑応答を通してお互いを高めあっていくこと。
大学院でも教育課程内容もやり方も、本当に診療看護師とは?の理解を促進できるものであるかどうか?継続的にクリティークする必要があると思います。
職場のせい、大学院の教育内容のせいにしているばかりでは改善は望めません。文句ではなくクリティークにして還元してください。日本の診療看護師(NP)制度が始まって18年。NP学会学術集会が始まって9年。それだけ時間が経ってもなお、、、、感は私の中で拭えませんでした。
使う言葉にも神経を使ってください。
小さな活動をコツコツと。しかしそれらの活動は目的意識をはっきりさせたもの。そうすれば必ず形ができていきます。周囲の理解も進みます。そして活動の方向性は磨かれて行くと思います。応援しています。
冒頭写真: 学会が終わり女子旅の始まり。小樽へ行きました。