走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

推して押される

2021年02月24日 | 仕事
昨日書いたミーティングの続き。

NP部門の上司はもちろんナースプラクティショナー。彼女はNPを取得してからUBCへ戻り看護学博士号をとっている。APNと呼ばれる人はDNPを取る人が多い中、彼女は看護学博士号。とても博士らしい思考の持主。

で、そのせいか研究のにおいを嗅ぎつける(教授らもこんな感じ、良いアイデアにはかなり興奮する人たち)。年間計画評価ミーティングだと言うのに、このコロナによる私の患者層の変化について話していたら、「それは興味深い。数字とフロントラインのExperienceって形でまとめてエグゼクティブチームに持って行こうよ!サイズを大きくすれば論文も書けるね。おーこれは凄いすごいやろうやろう!」と興奮し出します。

ちょっと待って!彼女が知っている通り私は学会での発表が夏にあり、その続きの研究も始めることになっている。そこにもう一つ足すって、無理です!!!

「そうよね、じゃあ研究はなしでスケールを小さくしてエグゼクティブぐらいには持っていこう。いつまでにできる?」

来年度のプロジェクトにすると言うと、もっと早くできない?

とまあ、こんな感じで会話は進みます。自分の首を絞めない。いくら押されても自分のスピードでしますよ!!!

もう一つ押された事はディビジョンのヘッドになってと。きっぱり断りました。ま、嬉しい悲鳴と言うか、認められているから言われる言葉の数々。嬉しい限りでございます。コツコツやってきた甲斐があったと言うもの。良いこっちゃ。



この数日の冒頭の写真は久しぶりのデートへ行った国境の街ホワイトロック。そこにアメリカが見えるのに国境を越える事は許されない。ああああ、旅行へ行きたい。


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