まあ、興味深い判決が下されました。
心筋梗塞から心停止状態が40分以上続いた患者の治療について。患者は脳死の判定があります。病院側は治療の停止(人工呼吸器の停止)を家族に話しますが意思決定の代理人の娘2人が承諾しません。娘たちは病院側の行為(治療停止)を止めるために裁判所へ行ったのです。
娘側はビデオ映像から回復の希望があると訴えますが、そのビデオに写っている反応を回復の兆しと裏付けしてくれる医療者は見つからず、裁判側は医療者の意見なしでは効力がないと受け付けず。それどころか病院側へ意思決定代理人の意向に反して治療停止を勧めました。
脳死状態から人工呼吸器停止の行為はカナダでは違法でもないし、医療倫理的にも許される行為です。
何故ニュースになったのか?裁判所がその決断に関与したからだと思います。代理人の意向に反して患者の意思はこうだと言い切ったところでしょうか?
貴方はこの判決をどう思いますか?脳死の意味をどう考えますか?
冒頭写真: 旅行15日目。また行っちゃいました。スパ。ここは海の中から出ている温泉。海水の温泉です。海の中にも源泉があって、潮が引いている時は熱く、潮が満ちてくると水温が下がるプールもあります。全部で8つプール(風呂)がありました。満潮寸前に行って、岩で囲まれている外に手を出すとかなり冷たい(そりゃそうだ北緯65度の大西洋だもの)。でも火照った体には気持ちいい。よって満潮になった時が寒中水泳みたいで良かった。更衣室やシャワールームのデザインも一番でした。
最終キャンプ地の首都へ到着。観光へ行きました。デザインが素敵なコンサートホール。
柱状の玄武岩から設計アイデアを得た教会。
教会へ続くメインストリートにレインボーが。プライドウイークのせいか、教会の中にもレインボー旗が。寛容さが伺えます。
一番美味しいホットドッグと言われるこの場所。並ぶ甲斐あり。北米のホットドッグとは大違い
こんなモーターホームは如何ですか?どんな悪路もへっちゃらですよ。キャンプ地がこの手のレンタルカーの駐車場になっていて、ずらりと並ぶ姿は圧巻でした。
私と比べてサイズがわかりますか?デカい!
日本の経済法(独禁法・景表法)の事件に、『「やせ薬」の効能が、既存の科学論文と比べて明らかに過大である』と販売者の主張立証を待たずに、判断を示したものがあります。
また、日本のiMac事件(東京地定平成11年9月20日)も、「(言い分通りなら)出せるはずの証拠を出せないなら、審理を打ち切る」旨を判断。
動かしようのない証拠資料があるならば、審理を打ち切って判断を下すは、裁判所の必定(判事たちは、事件を数多抱えていますから)。
扱われる対象が人の生命であれ、会社の命運であれ、手続法(特に民事)の下では、大した差ではないです。