ついに国公立の病院再編成について政府が各病院の名前を挙げてきましたね。こちらの方のブログで見かけました。岡山は私の第3の故郷。気になるニュースをアップしていただきありがとうございます。
ニュースの中では地域の現状を考えて欲しいと出ていますが、少し視点を変えてみましょう。
日本の医療が急性期の病院を中心に発達していったことは以前書きました。町医者がいなくなり、なんでも「病院へ」の嗜好が国民に広がり、経営者側も儲かる形を選択するようになりました。病床数を増やし、最新の機器を盛り込む事で儲ける事が出来る国の診療報酬をうまく利用しました。経営者も国民も満足出来る医療が日本に出来上がりました。しかし以前書いたように日本の現状は病院重視の過剰医療なのです。今でさえ過剰なのに人口減少すれば尚更です。そう言う意味でも政府が目指すところは一理ありです。
より良い医療が受けれる事のどこが悪いんだ?!と思う方もいるかもしれない。しかし私は問いたい「より良い医療とは何ですか?」
以下は今年のシンポジウムの午後のワークショップでも話しました。急性期医療は既に病気になった人に施す医療です。高価な診断機器や治療機器を備えて対応する事。高額な医療費がかかります。しかしその病気にならないように予防する事が出来れば、高額な医療を使う人が少なくなり、医療費も減少するという事です。だから世界は急性期医療の発展と共に予防医療に力を注ぐようになったのです。悲しいかな日本はこの点で出遅れているのです。
予防医療は予防接種や人間ドッグだけではありません。高血圧や糖尿病や慢性閉塞性呼吸器疾患などの生活習慣病の発症の予防と早期発見おです。そのためには生活指導や早期発見、悪化する前に対応することが重要になります。これらには高額な医療機器は必要ありません。専門医も必要ありません。マルチプレイヤーと呼ばれる総合診療が出来る医師や看護師が健康なうちから国民と関わっていく事が重要です。これをプライマリーケアと呼ぶのです。
病気になる前に病気にならない事を目指す医療。これが予防医療です。安価で医療費削減に貢献するとされています。
続く(長いシリーズになりそう)
2000年前の姿
今の姿
ニュースの中では地域の現状を考えて欲しいと出ていますが、少し視点を変えてみましょう。
日本の医療が急性期の病院を中心に発達していったことは以前書きました。町医者がいなくなり、なんでも「病院へ」の嗜好が国民に広がり、経営者側も儲かる形を選択するようになりました。病床数を増やし、最新の機器を盛り込む事で儲ける事が出来る国の診療報酬をうまく利用しました。経営者も国民も満足出来る医療が日本に出来上がりました。しかし以前書いたように日本の現状は病院重視の過剰医療なのです。今でさえ過剰なのに人口減少すれば尚更です。そう言う意味でも政府が目指すところは一理ありです。
より良い医療が受けれる事のどこが悪いんだ?!と思う方もいるかもしれない。しかし私は問いたい「より良い医療とは何ですか?」
以下は今年のシンポジウムの午後のワークショップでも話しました。急性期医療は既に病気になった人に施す医療です。高価な診断機器や治療機器を備えて対応する事。高額な医療費がかかります。しかしその病気にならないように予防する事が出来れば、高額な医療を使う人が少なくなり、医療費も減少するという事です。だから世界は急性期医療の発展と共に予防医療に力を注ぐようになったのです。悲しいかな日本はこの点で出遅れているのです。
予防医療は予防接種や人間ドッグだけではありません。高血圧や糖尿病や慢性閉塞性呼吸器疾患などの生活習慣病の発症の予防と早期発見おです。そのためには生活指導や早期発見、悪化する前に対応することが重要になります。これらには高額な医療機器は必要ありません。専門医も必要ありません。マルチプレイヤーと呼ばれる総合診療が出来る医師や看護師が健康なうちから国民と関わっていく事が重要です。これをプライマリーケアと呼ぶのです。
病気になる前に病気にならない事を目指す医療。これが予防医療です。安価で医療費削減に貢献するとされています。
続く(長いシリーズになりそう)
2000年前の姿
今の姿