走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

若年層の生活

2016年10月31日 | 仕事
14歳。日本で言えば中学3年生。化粧をしっかりしているがどう見たって女性というより子供だ。

そんな彼女が性病を心配している。今の彼も検査に行っているので自分もとクリニックにやってきた。

過去1年間に何人の性交相手がいるか聞くと、悪びれもせず、考えるわけでもなく、数を数えるわけでもなく、すぐ7人。と即答が返ってきた。相手の年齢も聞かなければならない。15〜17歳の男の子たち。今の彼は16歳。ふー、セーフだ。彼女はちゃんと性交相手の年齢のことも知っていた(13歳の時に17歳と付き合っていたなら問題ですが、それも過去のことなので)。

性病予防で一番だ大切なコンドームの使用を正しくしているか?前の彼がつけるのを嫌がっていたから心配で、、、

その辺の教育もして検体を検査に回す。

タバコは8歳から始め、不安症状に効くからと大麻を常習している。これまた大麻を売ってくれるのは彼のおじいちゃんが栽培したものだとか。家族ぐるみで大麻を使用、、、、

大麻やタバコの害の教育も加わえる。

この子の将来は一体どんなものなのだろう。あまりに自分の常識とかけ離れた現実を目の前に思ってしまった。


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