走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

日焼けで大火傷

2021年07月02日 | 仕事
えー!テントキャンプ?!とよく言われます。キャンプと言うと大きなモーターホームやトレーラーを引っ張ってキャンプ地へいく事を思い浮かべる人の方が多いカナダ。地べたで寝るなんて私には耐えられない!と言う人が殆ど。

それでも私はテントキャンプが大好き。便利な生活を離れ、電気も水道も排水も洗濯機も冷蔵庫もない不便な生活をいかに快適化するか?その対策を練り実行するのが好きなのだ。

今回のキャンプは8泊9日。4泊ずつ2つのキャンプ地を訪れます。そして末娘の嘆願により彼女の親友を連れて。100エイカーの敷地の豪邸に住むお嬢様。一人っ子同士(我が家は末っ子ですが、上の2人とは歳が離れているので一人っ子状態)仲良くやっています。一緒にキャンプへ行くのは2回目なので少し慣れてきたようです。しかし2日目背中を大火傷。日焼けです。白人の子はメラニンが少ないので日焼けは重度の火傷に繋がります。湖の中で気持ちいいから日差しの強さを感じないから日焼けすると言うわけ。日焼け止めを塗るように何度も言いましたが、「大丈夫」と言っていて、夕方には真っ赤か。ローションやクリームをたっぷり塗って、水分補給を頻回に行い、脱水を避けます。

翌日から強制的に相方のUVカットの長袖シャツを着せて、更なる火傷の防止。15歳といえど人様の娘を預かっているので、何かあっては困ります。

緯度の高いカナダ、夏の間の紫外線の強さは日本と比べてものにならないほど高い。
そして仕事では皮膚癌を多く診ます。日焼け止め、UVカットの帽子やシャツは白人にとって夏の必須アイテムです。

冒頭写真:コカニークリーク。後半のキャンプ場へ移動しました。


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