新患さん、病歴を聞くと、脳梗塞と言います。いつ、どこで、誰に診断されましたか?と聞くと病院へは行かなかった、と言います。どんな症状がありましたか?と聞くと
疑っているのか?!脳梗塞に決まっている!と怒り出します。
現病歴の中で、その症状はいつからですか?と聞くと肺炎になってからだ、と言います。どこで、いつ肺炎の治療を受けましたか?と聞くと、
そんなことはしていない、とこれまた自己判断。
ご存知ですか?壮年期までの受診率は男性が圧倒的に低いのです。先日書いた梅毒の中で女性に感染が多いように見えるかもしれませんが、女性の方が医療にかかるチャンスがあるので見つける確率も高いだけです。
とーっても不調になるまで男性は診察を受けない人が多く、寿命の短さ、疾患率の高さの一因と言われています。先の新患さんも同じく。
それも脳梗塞のような症状があっても、肺炎かと思うような症状があってもですから。さあ、これから健康について一緒に考えていきましょうね。
冒頭写真: 久しぶりのダウンタウンは教会で行われるコンサートのため。ステンドグラスが美しい〜