走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

予防的な活動

2025年01月24日 | 仕事

続き


ベストプラクティスについて話したのはこちら。


EBPをつらぬくために - 走るナースプラクティショナー   ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

EBPをつらぬくために - 走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

クリスマスの前後の1週間は医師もNPもクリニックに来ないので(オンコールのみの1週間)、とても忙し前週だった。で、血液検査のオーダーを出した時、看護師からここの患者層...

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先輩NPはこれを正すには勉強会とかした方が良いかも、と言う。なぜ?と言う部分が分かれば看護師側も、EBPにそぐわないプロトコルを作るのが、どうしても患者に害となるのがわかるのではないか?と。


確かにそうだ。人間知らないことを知らない。しかし私は、


プロトコルが実存するわけではないし、処方者レベルの病態生理やEBPを教える必要はない、と思う。それにこれが起こったのは一度だけ。看護師全員から、毎回、と言うわけではない。もう一度同じようなことが起こればで、良いのでは?と言った。


しかし彼女は過去にも同じようなことがあったから1度目ではない。それに予防的に動くのは大事なのでは?と言う。


私は新参者。何年も歴史がある彼女とは違う。それに彼女が準備すると言うので結論は出た(そう私は面倒なことが嫌い。やらなくて良いものは後回しにしたいタイプ)。


ま、このような会話ができるのが嬉しい所。医療者としては私が長く、NPとしては彼女が長く、年は私が上、でも私は新参者。彼女は歴史も含めて今の職場をよく理解している。お互いにいろんな意味で尊敬と協働できる間柄。良い同僚を持ったものだ。


冒頭写真: Crow foot Glacier. 夏に来るとはっきり見える。カラスの足のような形をした氷河。雪を被ってわかりにくい。この日は強風。 


こちらは22年前の夏。冬の写真をシェアしたら長女が送ってくれました。ロッキーの冬の厳しさと夏の美しさがわかりますね。








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