走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

旅行規制

2020年08月03日 | 仕事
コロナの感染者数が上昇中にキャンプなんてしてるの?!と思っている方へ。日本で県内の旅行が奨励されているように、BC州も州内の旅行は奨励されています。しかし以前書いているように全ての観光地が部外者を奨励しているわけではなく、行く際は問い合わせることがまず第一と言われています。そして何と言っても風邪症状が有れば旅行をキャンセルする事!としつこく言われています。

で、今キャンプをしているのは州立公園内のキャンプ場。今年は州に現住所を持つものだけが予約できるようになっています。しかしキャンプ場に来て驚くのは州外のナンバープレートの車や船を見かけます。州境にとても近いクートニーと言うエリアでは警察が来て州外から来ている人を追い出すと言うニュースを見ましたが、ここはそれがないようです。キャンプ場の一つ一つは離れているし、共同なのはトイレとシャワーぐらいでビーチ(湖沿い)もとても長いので混雑感はゼロだし、全く気になりません。

しかし昨日街に買出しに出掛けた時は、お店に入るのに長蛇の列(店内の人数制限)、ジリジリの太陽の下気を失うかと思いました。昼食をカフェで食べようとすれば大きな店内の座席は全て閉鎖され、テラス席のみ。日傘がない座席は座っていられないような暑さ。ゆっくりするつもりがとっとと帰って湖にドボンでした。夏の間だけ膨れ上がる人口。コロナの機制はこんなところにも影響しています。

おまけストーリー。アメリカのワシントン州とアラスカ州の間にはカナダのBC州とユーコン州があります。アラスカに急用の重要任務と言う言い訳を使って車で国境を超える不届き者がいるらしい。そしてBC州で観光をする。その為最近は48時間BC州への滞在を許す許可証を車に貼り付けなければならず、それを越えて滞在をしている車は警察の取り締まりを受けるとか。

BC州の豊かな自然。人気者です。


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