前回、前々回に引き続き、シワのお話をします。
(復習 : 便宜上、シワを以下の3種に分類します。
1.表情ジワ
2.乾燥ジワ
3.刻み込まれたシワ)
刻み込まれたシワ。
シワが刻み込まれる。・・・なんて、嫌な響きですよね。
額や眉間、目の周りなど、同じところで皮膚が折れ曲がると、
長い年月をかけてシワが刻み込まれます。
ひとたび刻み込まれてしまうと、皮膚を引っ張って伸ばしてもシワは消えません。
アナタの手の平を見てください。
手相も同じ理屈で刻み込まれたシワの一つですよね。
これらのシワの下では、皮膚のコラーゲンが 断裂 してしまっています。
刻まれたシワを治そうと思えば、断裂したコラーゲンを修復する必要があります。
・・・が、コラーゲンは、一日やそこらで増えるモノではありません。・・・
コラーゲンを増やす治療はいくつかありますが、効果を実感できるまでに、いずれも、最低3ヶ月は待たなければなりません。
具体的な治療法として、
1.自己多血小板血漿注入療法(PRP)
2.成長因子注入療法(growth factor)
・・・この2つの方法がお勧めです。
1.は、御自分の血液を少量採取し、専用のキットを使って、血小板を濃縮した状態で抽出。
それを割りと大きな溝、例えば法令線や目の下の窪みなどに注射する、という治療です。
「シワ」というより「溝」に対して有効な治療です。
2.は、その名の如く、成長因子をシワに直接注射する治療です。
成長因子は、本来、子供が成長するための物質ですが、
大人に作用する場合は専ら新陳代謝を高め、壊れた組織を修復する、という効果があります。
飲んだり塗ったりしても効果はほとんどありません。()
局所注射で投与することに意味がある のです。
割と浅いシワ、ちりめんジワなどに効果を発揮します。
・・・ただ、ここで一つ大切なことをお伝えしておきます。
刻み込まれたシワは、同じところで皮膚が折れ返ることが原因なので、
治療時に、その場所で折れ返らないようにしておかなければいけません。
何故かというと、折角増えたコラーゲンがまた断裂して減ってしまう から なんですね。
つまり、動きを抑えておく必要がある ワケです。
それ故に、コラーゲンを増やす治療と、ボツリヌストキシン注射を良く組み合わせて行うのです。
(ボツリヌストキシン注射については、シワ1を参照してください。)
(ボツリヌストキシンを額に注射しても刻み込まれたシワは残ります。)
シワと一言にいっても、いくつかのタイプに分かれることがお分かりになったと思います。
気になるシワが、どのタイプのシワなのか、一度鏡を見て判断してみてください。
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