こちらの続きです。
≪2012夏 東北巡り≫
松島の遊覧船で絶景観光した後南三陸町を目指しました。
観光案内所で通行止めの状況をチェックしながらです。
訪れたのは昨年の夏。
震災からは一年以上経過していてもまだ道路が復旧していないのです。
そんな現地の状況は北海道では
よほど意識していなければわからないことばかり
南三陸町は志津川町と歌津町が合併した町です。
山間から志津川沿いに町へと入りました。
山沿いの樹木が海水をかぶって枯れています。
こんなところまで津波がきていたのだということに被害の大きさを実感。
コンビニも仮設店舗です。
いたるところにがれきの山。
訪れる前はもっと整理されているのでは…と想像していたのを
見事に裏切られ、知らないということの恐ろしさを感じました。
がれきの合間に雑草だけが伸びていている状態。
生活の痕跡を探すことが困難な状況です。
住居跡も気その部分が残っているだけ…。
そんな状況に声も出ません。
ここを訪れてからすでに半年以上。
その後の様子が気になってあれこれチェックをしてみました。
ボランティア活動と南三陸町の変化(復興)の様子を報告している
こんなブログを発見しました。
南三陸町災害ボランティアセンター
夏に復興には程遠い南三陸町の風景がその記事の中にありました。
この真冬にボランティアの方々ががれきの撤去作業をされているのです。
震災から2年がこようとしているのに…。
何にも自分にできることはないのが切ないのですけど
こんな現状をもっと考えなくてはいけないのでは…という
気持ちだけは強くなります。
記事が長くなります。
TOP画像は南三陸町のさんさん商店街の風景。
この商店街に一軒の写真館の仮設店舗がありました。
偶然立ち寄ったのですが実は出発直前に集い処えんさんに立ち寄った時に
拝見した一冊の震災被害を伝える写真集。
まさにこの写真集を出された方のお店だったということが
帰宅してからわかりました。
お店にはかつての豊か漁港町の風景写真が飾られていました。
そして地元の方々と震災前の美しい風景の写真集に…と活動されていたことも
ずっとあとになって知りました。
自分達のふるさとの悲しい姿よりも美しいふるさとの姿を
子供たちにも残してあげたいですものね。
ここを訪れてから半年以上たってもどのように言葉にしてよいのか
こうして記事にしていてもまだわかりません。
画像の配列も考える余裕がありません。
ただただ、未だ何も終わっていないことを私達は知らなくてはいけません。
続く…。
≪2012夏 東北巡り≫