なんだか画像がイマイチですけど…??
日付が変わった6日深夜の北海道を襲った地震から10日。
生活することに追われてあっという間でしたね。
日常生活を送ることがこんなにも大変なことだったなのだと
ひさびさに実感しました。
いかに電気に頼った生活なのか…ということですね。
でも今まで各地の大きな災害を考えると、停電位でめげていられません。
今後大きな地震、余震のないことを祈るばかりです。
地震のあった日。
本来であれば9月9日重陽の節句にあわせて、お世話になっている宏友会の
手稲リハビリテーションセンターの文化祭に工房のお雛様がお邪魔することになっておりました。
ケータイの電波もおぼつかない中、6日の搬入は取りやめの連絡。
お気の毒に手稲リハビリテーションセンターは皆さん楽しみにされていた文化祭も
中止となったのですが、せめてこんな時にこそ和んでいただければとお雛様達がそわそわ
13日に勢揃いでお邪魔することができました
後の雛。
そんなコメントも添えました。
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9月9日は重陽の節句。
菊を用いて不老長寿を願うことから別名「菊の節句」といいます。
桃の節句(雛祭り)で飾った雛人形を、半年後の重陽の節句で虫干しを兼ねて再び飾り、
健康、長寿、厄除けなどを願う風習で、江戸時代に庶民の間に広がったといわれています。
俳諧の世界では「後の雛」「秋の雛」「菊雛」などが秋の季語になっています。
日本の行事は繰り返されるのが特徴なので、後にくる行事には「後の」をつけて区別しています。
重陽は菊の節句ということで菊の花が添えられ、華やかな中にも落ち着いた大人の雰囲気が漂い、
後の雛は”大人の雛祭り“ととらえることもできます。
雛人形を愛でながら菊の花びらを浮かべた菊酒をのみ、
深まる秋に人生を重ねるひと時は、まさに大人の雛祭り。
そして春になると健やかな成長を願う雛祭りがやってきて、再び豊穣の秋へと向かいます。
行事を通じて、季節の巡りとともに私達は生きているということが実感できます。
後の雛は、重陽の日付(最大の陽数9が重なる日)を尊重して9月9日、昔の季節感を活かして
旧暦の9月9日(新暦では10月の中ごろにあたります)、
月遅れの10月9日などに楽しむことができます。
行事の心にふれながら、心豊かなひとときを過ごされますようお祈り申し上げます。
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地震で落ち着かない気分の毎日ですが、お雛様のお陰で日常が戻ってきたようにも思えます。
ほらほら…。留袖で作ったお雛様。
一枚は屏風と雪洞。
もう一枚で、五人囃子まで10人
台を覆うクロスにもう一枚
嬉しそうなお雛様
宏友会のブログにも掲載していただきました。
着物地でお雛様2018年
昨年の菊の雛展の様子も合わせてこちら
菊の雛展
重陽の節句直前の地震でしたが少しだけ遅れての開催実現。
皆様に喜んでいただければ幸いです