震災からもうすぐ半年。
復興にはまだまだ遠い被災地の現状を
北海道にいると間近に見聞きすることがなかなかできないのですが
以前漢方大手のツムラの工場が被災して
自分の使っている漢方が手に入りにくくなる…なんて言うことで
より身近に感じていたのもちょっと前のこと。
医薬品の物流が復活??
こんなことで震災の影響を肌で感じていたところだったのですが
先日、ジストニアでお世話になっている病院でのこと。
こちらでは対処療法なのですが
筋肉の不随意運動をおさめる「リボトリール」と
ノルアドレナリンで身体の動きをスムーズにする「ドプスカプセル」を頂いています。
診察後薬局の方に名前を呼ばれ
miyの毎日使っている「リボトリール」についてこんな話がありました。
製造元の中外製薬が被災していてこの薬の供給がストップしているとのこと。
前回受診した6月にはまだ在庫があったのかいつもと同様に頂けていたのですが
今回はその在庫もなくなりスイスからの輸入品が代替え品として使われるとのこと。
未だに工場の稼働が追いつかないのだな…と被害の大きさを実感したのでした。
で、処方を待っていると、お隣にいらした車椅子の方にも
薬剤師さんが同じ様な説明をされていたのが聞こえてきたのですが
最後のほうが少し違っていました。
なんと、その方が処方される分の代替え輸入品も手薄で
必要量を処方できないとのこと。
まぁ、そう待たないで到着の予定のめどが立っているらしく
郵送しますと説明は続いていました。
ちょっとの差でmiyは受け取れてその方は受け取れなかったのですね。
郵送という言葉を聞いてほっとしたのですが
そうでないのならmiyが頂く分をその方に回して…と
思わずお話しようかと思ってしまいました。
だって、介助者が受け取りに来れるのかもしれませんが
それよりも自力移動が可能なmiyはいつだって受け取りに行けるわけですから…。
思わず聞こえてしまってハラハラしてしまいました。
中外製薬の製造が早めに復旧できる目処が経っているようですから
安心したのですけどね。
この製薬会社に限らず、多くの企業がまだまだ復旧できていないことでしょう。
頑張って、としか言えない自分ですけど
被災地の皆さんを応援する気持ちは皆一緒ですから。