miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

ロシア外交に思うこと

2016-12-04 | Weblog


プーチン大統領来日の準備に岸田外務大臣や、菅官房長官があの手この手と動いていますが、ロシアに適当にあしらわれているような気がしてなりません。安倍総理は在任中に、北方領土の返還実績をつくりたいと、必死の様子がうかがわれますが、すでにロシアは国後、択捉に地対艦ミサイルを配備して意思表示をしています。配備理由は、中国艦船の北極海進出をけん制するためだとなっていますが、このミサイルは北海道もカバーしています。

われわれは今、この北方領土がどのようにして、ロシアに奪われたか思い返す必要があります。第2次大戦中日本とロシアは、日ロ友好条約で結ばれていました。日本は何度か戦争終結のため、ロシアに仲介を依頼していたのも事実です。しかしロシアは動かず日本の敗戦を虎視眈々と待ち、ポツダム宣言受諾と同時に北方4島と、満州に進出、無抵抗の日本兵を捕虜として、生き地獄の強制労働に従事させ、何万人もの日本兵が極寒のシベリアで死んでいます。

国益のためには、信義など全く無視する国民性は、国の環境が創りあげた面もあるでしょうが、日本は領土返還を期待して、大規模な経済援助を始めようとしています。もし、尖閣諸島で中国と戦闘が勃発したら、ロシアは北海道を狙うであろうことを考慮しながら、為政者はロシアと対峙すべきでしょう。