miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

どちらの言い分も納得

2016-12-17 | Weblog
沖縄県副知事の安慶田(あげだ)氏がオスプレイの飛行停止と、配備撤回を求めて、沖縄米軍トップのニコルソン氏を訪問した。その際ニコルソン氏は「なぜ抗議に来たのか、パイロットへの気遣いがない、政治問題にするのか」と激昂したと言う。「ニコルソン氏は、机を叩く勢いで、植民地意識丸出しだった、と感じた」と安慶田氏は記者会見した。

ニコルソン氏の立場になって・・・中国との情勢が緊迫している中に在って、日本の防衛のため、日夜過酷な訓練をしている事故に対して、日本人として感謝の気持ちがないのか、最初にパイロットへの気遣いがあってもいいのではないか、といった感情の爆発。

安慶田氏の立場になって・・・沖縄の住民としては、米軍の駐留自体が迷惑そのものであり、まして問題の多いオスプレイの飛行訓練を沖縄でやられてはたまらない。我々の抗議を全く聞かず、怒りをあらわにして激昂するのは、沖縄が植民地だと米軍が誤認しているからだ。

いずれにしても、日本の防衛の大半をアメリカに依存している現状では、ニコルソン氏の気持ちがよく理解できる。日本も米軍に依存せずとも、自立できるだけの軍備を整えて、はじめて、アメリカに対しても、世界に対しても、対等な発言が出来るようになる。現状の日本から全面的に米軍が手を引けば、極東の平和は、たちまち崩れ、大混乱に陥ることは明白です。