高松智美ムセンビ(右・妹)高松望ムセンビ(左・姉)
知能でも、身体能力でも、遺伝子の力は大きい。特にマラソンは、如実に特徴が表れる。昨日の高校マラソンでは大阪薫英女子高が優勝した。高松智美ムセンビのあの小柄な童顔のどこに、あのような力が潜んでいるのかと驚嘆するばかりです。2区10位でタスキを受け、一気にトップを確保、3区からアンカーの5区まで安定したスピードも注目されましたが、堂々の優勝でした。ケニア人の父親マクセス・ムセンビ(日本でも活躍のマラソンアスリート、日本女性高松さんと結婚)の遺伝子がなせるものでしょう。思い出せば、姉の望ムセンビも、薫英で実績を残しています。日本の中長距離のホープとして、現在アメリカで特訓中のようですが、血は争えないとはこのことです。男子では、名門校を完全に抑え、倉敷が初優勝しました。4区で佐久長聖を捉えた倉敷の前田舜平、日本の中長距離界の期待の星に成長が期待されます。