近鉄で大阪難波駅まで。
そこから南海なんば駅まで歩いて、高島屋で弁当を買い、
戎橋筋を北に向かって歩いてゆきます。
今日はえべっさんやったんですね。途中福笹を持った人に多く会います。
戎橋筋のディスプレーもえべっさんです。
へ~、戎橋筋商店街のマスコットキャラは「えびたん」らしいです。
551の蓬莱の本店。
芝居が終わるのが8時半過ぎ、帰りに買って帰ろう。
ひっかけ橋の南側に舞台。
松竹座です。
ここにも門松。
注連縄無いですね。
夜の部の絵看板。
壽初春代歌舞伎のちらし。
まず最初の演目は「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」
文楽でも良く出る演目です。
自分が文楽で見たことがあるのは、「石部宿屋の段」、「六角堂の段」、そして「帯屋の段」です。
2008年、2014年、何れも4月、国立文楽劇場で観ています。
謹直な男の一夜の過ちが人生の歯車を狂わせ悲劇へと・・・上方歌舞伎の秀作
京都の町中にある呉服店「帯屋」の主人長右衛門は、商用で遠州に出掛けた際、ひょんなことから隣家の信濃屋の娘お半とわりない仲になってしまいました。それを知った義母おとせとその連れ子の儀兵衛は、五十両紛失の件も塗りつけて長右衛門を追い出そうと企みます。意地の悪い継母と義理の弟の嫌がらせに耐えながら店を守る長右衛門。女房お絹の気遣いと父繁斎の寛大な捌きに一度は助けられるのですが…。
律儀で分別もあり男盛りの魅力と色気が災いし、悲劇へと導かれる様が巧みに描かれている上方狂言。(ちらしより)
次が「研辰の討たれ」
これは新作歌舞伎で大正14年初演です。
今は平成13年の歌舞伎座納涼歌舞伎で初演の「野田版研辰のうたれ」のほうが有名になってしまいましたね。
自分はこの野田版、苦手ですが・・・
最初の「研辰のうたれ」は二代目猿翁が研辰を得意にしていたわけですが、
今回その研辰を演じるのは片岡愛之助。
そしてその研辰に父を殺され、敵討ちをする平井九市郎、才次郎を演じるのは市川中車と中村壱太郎。
市川中車=香川照之は、二代目猿翁の実子ですね。
この三人が舞台から降りて1階の客席の間、桟敷席を駆け回ります。
本水があったりして、なかか面白かったです。
香川照之、片岡愛之助はあの有名なドラマ「半沢直樹」で競演。
その影響でいろいろなドラマを取り入れた入れ事。
たとえば、敵討ちの場面で、助けてくれと頼む愛之助。
中車に向かって「あんたのほうが土下座は上手いけど」など。
職人あ上がりの侍が知恵を振り絞って逃げる!異色の敵討ちの結末は・・・・
泰平の世の粟津城中。殿様や家老の刀を研いだのが縁で町人から侍に取り立てられた研屋の辰次がいます。上役に媚びたりお追従を並べたてる辰次に朋輩の侍たちは我慢を堪えていましたが、聡明な家老、平井市郎右衛門は余りに鼻持ちならないので、皆の前で辰次を激しく罵倒し去っていきます。悔しくてならない辰次は意地とばかりに市郎右衛門の帰城を狙い、だまし討ちに。そこへ、平井の長男九市郎と次男の才次郎が駆けつけてきますが、敵討ちを恐れる辰次は逃げ去り、九市郎と才次郎は敵討ちの旅に出るのでした。
それから3年が経ち、ついに兄弟は辰次を捕えますが…。
江戸時代の武家社会で美徳とされた敵討ちを近代的な視点で捉え直した斬新な作品です。 (ちらしより)
最後、結局だまし討ちかよ・・・っていう状況で幕になりました。
このあと30分の休憩、ご飯タイムです。
今日の弁当は高島屋なんば店で買ってきたイーションのスペイン産ベジョータイベリコ豚重とエビフライ弁当です。
別の店柿安の量り売りのサラダ。
最後の演目は「芝浜革財布」。
三代目三遊亭円朝の落語「芝浜」を原作として1922年に初演の歌舞伎。
2006年12月、歌舞伎座で出ていますね。確かこのときは尾上菊五郎が主演だったっけね。
途中で獅子舞が花道に出てきて、最期「謹賀新年」の垂れ幕を口から垂らし、
イナセな男が挨拶してくれました。 歌舞伎座では無かった演出です。
これぞ江戸前。胸のすくような楽しさと情。笑って泣かせます!
ひとはいいのですが酒好きで怠け癖のある魚屋政五郎は、ある朝、芝浜海岸で大金入りの革財布を拾います。しめたとばかりに仲間を集めて大酒盛り。ところが、一晩寝て目覚めると女房のおたつは、夢でも見たのだろうと取り合わない。反省した政五郎は自戒の念から一念発起。酒を断ち生まれ変わったように働き始めます。そして3年の月日が経ち…。
人情噺を元にした、笑いあり、涙ありの作品です。 (ちらしより)
お土産に551蓬莱の豚まん買って来て、
「きのう何食べた」で紹介されていた方法で電子レンジで加熱。
やっぱり美味いですねぇ、551蓬莱の豚まん。