goo blog サービス終了のお知らせ 

MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

BBCウェールズ国立管弦楽団 演奏会

2019-11-22 13:37:50 | 音楽夜話(クラシック)
BBCウェールズ国立管弦楽団

指揮: 準・メルクル
ピアノ: アンジェラ・ヒューイット

マヌエル・デ・ファリャ:「スペイン庭園の夜」
色彩感のある技巧派のピアノ。華があった。オケもくすんだりせず負けていない。

モーリス・ラヴェル:ピアノ協奏曲 ニ長調;
「左手のための」というタイトルでもある様に、片手で弾かれるピアノ協奏曲。
片手にしては音数も多く、技巧を要するもの。カデンツァも華々しく、終演後は
ブラヴォーも飛ぶ。緊張感のある演奏だった。

マヌエル・デ・ファリャ:「三角帽子」より3つのダンス。
演奏のまとめ方が上手い。破綻もなくさりとて緊張感も持ち合わせている。

クロード・ドビュッシー:「イベリア」;
街の道と田舎の道(Par les rues et par les chemins)
夜の薫り(Les parfums de la nuit)
祭りの日の朝(Le matin d'un jour de fête)
3曲からなる、スペインの印象。曲想と、第3曲で
眠さも散った。盛り上がって終了。

モーリス・ラヴェル:「ボレロ」
奏者泣かせの「ボレロ」。故私のおやじは、クラシック音楽の
素養はなかったが、何かの映画でこの曲が使われて、印象に残り
この曲が好きだった。ボレロのリズムで、右肩上がりで盛り上がって
終わる曲。終演後は、嬌声も飛び交った。日本の聴衆は行儀が
いいのだな。ヨーロッパの聴衆の方がある意味自由に音楽を
聴いているかもしれない。

日独ハーフの指揮者(音楽的学びはドイツ)
カナダ生まれのピアニスト(音楽的学びはカナダ)
イギリスのオーケストラ
演奏曲目はスペイン物とフランス物。
イギリスのウェールズにある2000人収容のホールでの演奏。

なかなか国際色の強い演奏状況ですね。放送はバイエルン放送協会。
お国ものではありませんが、違う個性がぶつかることで、なにか
おもしろいことがあるかもしれないですね。


コラール前奏曲≪われ汝に呼びかけん、主イエス・キリストよ≫BWV639

2019-11-22 10:12:30 | 音楽夜話(クラシック)
JSバッハ作/フェルッチオ・ブゾーニ編:コラール前奏曲
≪われ汝に呼びかけん、主イエス・キリストよ≫BWV639
アルフレッド・ブレンデル piano
https://www.youtube.com/watch?v=kdcoaJYjd2A

名曲だと思う。心に染みてくる。
ブレンデルの名演集の中の1曲として入っている。
オルガン曲を、ブゾーニがピアノ版に編曲。
他にもブゾーニ版を録音しているアーティストはいる。

オリジナルはオルガンで弾かれるものの、やはり自分の
楽器で弾いてみたいと思う演奏家は多い。

youtubeを見ていたら、アコギでこれをアレンジして
弾いている動画があった。たぶん、ハイエンド・アマチュアか
セミ・プロくらいの方なのか、機材もそれなりのものを使われて
いる。アレンジ譜なので、原調とも違うキーで弾いているようだ。

Ich ruf zu Dir, Herr Jesu Christ, BWV 639 - Choralvorspiel, JS Bach
https://www.youtube.com/watch?v=av3_AUdhnTY


私的にも好きな演奏。それ以上に気になったのは、ギターのメーカー
そこかよ・・・(笑)。

「YAMAHA」。にしては、つっこみどころ満載なのだけれど、ヘッドが
Yの頭の様に切れているのは、昔のYAMAHAが使っていたヘッド・デザイン。
今のYAMAHAで使っているとしたら、THE FG のシリーズか。
それと、ヘッドのヤマハのインレイの色味が独特。シルバーのようでも
ありそうでもなし。字自体はたぶんオリジナルだと思う。

ポジションマーク「ドット」がない。ピックガードがYAMAHAオリジナルで
なく、ティアドロップ系のそれがついている。ブリッジはFG系の様なものが
ついている感じもするが、断定できず。違う動画では、サドルが音程補正付きの
今時のサドルがついているようなものもあった。ペグ(糸巻き)もオリジナルでなく
グローバーのミニボタンのようなものがついている。本体中のラベルは白っぽい。
正体不明の「YAMAHA」。

オリジナルモデルはなんだろう。海外だと、この様なモデルが正規に出ているとも
思えないし。謎は深まるばかり・・・。この様なカスタムをメーカーが受け付けるとも
思えない・・・。改造君にしてはなかなかYAMAHAな音してると思うけれど、色々な人が
いるものだな。