MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

クラシック倶楽部 イ・ムジチ合奏団  天羽明恵(Sop)

2022-03-08 23:18:20 | 音楽夜話(クラシック)
クラシック倶楽部 イ・ムジチ合奏団  天羽明恵(Sop)  

モーツァルト ディベルティメントニ長調 K136
ヘンデル:歌劇「ジュリアスシーザー」より、「つらい運命に涙はあふれ」
ヘンデル:ラルゴ「なつかしい木陰」   
テレマン:ディベルティメント第二番変ロ長調 TWV50:23
モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」K165
2019年10月2日サントリー・ホール


イ・ムジチと言えば、ヴィヴァルディーの「四季」が有名。
昔FMとかでお世話になった。何代目の方たちなのだろう。
K136は軽快に演奏。イタリアの合奏団らしい明るさがある。
天羽さんは初めて聴くが、思わず耳を奪われてしまった。
歌自体は悲しいものなのだけれど、表現力がすごい。
声の出し方も、倍音を大切にしているとか。
コロラトゥラ・ソプラノということで、本当に高い声も
出ているし歌が伝わる。
歌手用にPAマイクが立っているわけでもなく、収録には
天井から吊り下げてある、ステレオ用の2本のマイクのみ。
それでも合奏団の音にも負けず、収録されている。
声の響かせ方のすごさよ。サントリーの大ホールに
響かせてしまうクラシックの歌唱に驚く。
懐かしい木陰も有名な歌曲だけれど、危なげなく歌いきる。
2曲の対比が素晴らしかった。
テレマンはバロックらしい鍵盤と弦楽合奏で盛り上げた。
モーツァルトのK165は天羽さんらしい、明るく弾けた
歌声で掴み持ってかれてしまった。
こういうソプラノ歌手が日本にもいるのだということを
知った。後半部分はおなじみの「四季」がこの後あるのだけれど
54分の番組にはのらなかった。聴きたかったな。


TAKEMITU ALONE クラシック倶楽部 工藤重典・鈴木大介

2022-03-08 11:33:49 | 音楽夜話(クラシック)
TAKEMITU ALONE クラシック倶楽部 工藤重典・鈴木大介


武満作品を聴くことは普段ほとんどない。意識して聴くときぐらいしか
プログラムは合わせない。


ギター作品は、以前、荘村清志さんが受け持ってた気がするが、今は
鈴木大介氏にとってかわったようだ。


放送より:「今までに聴いたことないようなギタリスト」と評され、
武満のギター全作品の録音も託された。武満 徹(1930-1996)。


1「巡り」 イサム・ノグチの追悼に フルート・ソロ 工藤重典


2ギターのための12の歌(武満 徹編曲) 鈴木 大介 ギター 

①ロンドンデリーの歌
②オーバー・ザ・レインボー
③サマー・タイム
④早春賦
⑤失われた恋
⑥星の世界
⑦シークレット・ラヴ
⑧ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
⑨ミッシェル
⑩ヘイ・ジュード
⑪イエスタデイ
⑫インターナショナル


3 「海へ」(アルト・フルートとギターのための)
  アルト・フルート 工藤重典 ギター鈴木 大介
  ①夜  ナイト
  ②白鯨 モビー・ディック
  ③鮃岬 ケープ・コッド


 収録 2021年2月6日草月会館 
イサム・ノグチ 花と石と水の広場「天国」


武満さんは独学で音楽を学んだとあった。伊福部さんも
そうだった。独学でも大成する人はするのだな。


クラシックの作品や映画音楽を手掛けていらしたが、
ギターにも造詣があり、作品もある。
フルートソロの「巡り」は初めて聴いた。現代曲のようであり、
なにか尺八の様な、和の香りもするという味わいのある曲だった。
クラシックとかいうジャンルを超えた、武満ワールドが広がる。


「ギターのための12の歌」は、ショット社からも
楽譜が出ているという、メジャーな作品。
各地の名曲をギター用に編曲しているが、編曲度合いも武満ワールドで
売れる編曲というよりは、より芸術性のあるもののように感じる。
ビートルズでも、アコギ系のアーティストがそれぞれ、編曲アルバムを
出していて、聴くことはあるが、武満さんのはやはり一ひねりも二ひねりも
してあり、歌の中に仕掛けがあったりする。


アルバムの中に1-2曲混ぜるアーティストはいるが、さすが、公認の
ギタリストだけあって、全曲暗譜で弾いているのはすばらしい。
確か、この曲集のアルバムは去年9月発売された。20年ぶり3度目の録音。
番組では、今井勇一氏のカスタムを弾いていた。




3曲目のDUOプログラム。現代曲で、旋律・リズム・和声も独特で
一筋縄ではいかない。工藤さんは演奏していて癒される
というようなことをおっしゃっていたが、緊張感のある、独特な
ものだった。アルトフルートというのもなかなか聴く機会がないものだけれど、
やはり和のにおいがして、日本の作曲家の作品であることが感じられた。




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https://www.barks.jp/news/?id=1000204186



JBL GO2 廃番。

2022-03-08 07:00:57 | 音楽夜話(音楽一般)
JBL GO2 廃番。




TVの内臓スピーカーの音が貧弱で、GO-2を
つないでみた。ステレオ・ミニ・ミニでつないでも
1個なのでモノラルだけれど、音質はある意味格段に
上質に聞こえる。このスピーカーのよさは、かさ上げ
してないこと。サイズがサイズなので、低音をブーストしないで、
切れるところで切れてるので、重低音はないが、ベース音は
ある程度感じられ、高音も必要なところはカバーしている感じ。
人の声や、ロック・ポップスを聴くには申し分ない。
TVのイヤホンジャックからつなぐので無線が切れることもない。
スピーカーの充電だけ気にすれば何とかなる。


ネットをみてみるが、更新機種GO-3になっている。
これはAUX端子がついていない。ブルートゥースだけだ。
ストックを見てみると、為替が高かったわけでもないだろうに、
定価より高くなっている。一時期は安くたたかれてたのかもしれないが
なにかのプレミアがついたのか上がっている。確かにファンは
いるだろうが、この個体に固執するほどの事もないと思うが、
世の中よくわからない。
アメリカから取り寄せても送料が高くて、日本のストックよりは
安いがそれほどの差は付かない。


他の同価格帯のサウンド・バーあたりを探してみるかと思う今日この頃。

クラシック倶楽部 小曽根 真×富士山

2022-03-08 06:56:05 | 音楽夜話(ジャズ)




クラシック倶楽部 小曽根 真×富士山


富士山の裾野の一角で収録された。
ソロ・ピアノ集。クラシックとジャズを弾く。


クラシックの曲に自分の編曲を加えて演奏するという。
jazzは自分の今まで弾いてきたものの中から。


クラシックの奏法とジャズの奏法はちがうという。
その中で彼が編み出したものは・・・。




クラシック


ショパン マズルカ イ長調 Op17-4 
ショパンのフレ―ズが立ってるので、即興が入りずらそう。


スカルラッティ ソナタ ホ長調 K20
チェンバロを意識したのか、はじめは、ペダル踏んでなかった。




J.Sバッハ シンフォニア第7番 BWV793 
バッハはジャックルーシェみたいな、スタイルでのアドリブでは
ないような気がする。独自な感じ。


ラヴェル クープランの墓より 前奏曲
アドリブは入れやすいみたいだ。聴きやすかった。


ジャズ


ノー・シエスタ アップテンポの感じからラテン系へ。
時折チック・コリアの影が見える。アリだね。
マイ・ウイッチス・ブルース マイナー系のブルース。
ミラー・ボール イントロが前衛ピアノみたいなアプローチから入る。
アジアン・ドリーム しっとりしたマイナー系のバラード。


演奏後、富士山からのパワーをもらって、上手く演奏できたとのこと。
関西の方なので、富士山にはこういうことでもないとご縁がなかったかも
しれないが、あのあたりの火山の土地のパワーというものは凄いのかもしれない。
いいご縁をいただいたと思う。演奏は後半集中していき、ブラヴォー。


【収録】2019年2月4日 ハイランドリゾート グランドバンケット富士


クラシック倶楽部 パク・キュヒ ラテンの風〜古民家に響くギターの調べ〜

2022-03-08 06:51:28 | 音楽夜話(クラシック)
クラシック倶楽部 パク・キュヒ ラテンの風〜古民家に響くギターの調べ〜


韓国と日本で育ち国際的に活躍するギタリスト、パク・キュヒのリサイタル
▽江戸~明治時代に建てられ横浜市の文化財として保存・公開されている古民家「横溝屋敷」から
▽スペイン&中南米ギター音楽の傑作によるスペシャル・コンサート


ソナタ ト長調     (スカルラッティ作曲)
アリア・フロリダ (舟歌)
ワルツ Op8-3
ワルツ Op8-4   (バリオス作曲)
ソナタOp47     (ヒナステラ作曲)
カタルーニャ奇想曲  (アルベニス作曲)
練習曲 ホ短調 Op6-11(ソル作曲)
旅人のソナタ     (ブローウェル作曲)ほか


アンコール
愛のロマンス(禁じられた遊び)


2018年11月
横浜市農村生活館・みその公園 横溝屋敷


屋外で収録しているのに、外の暗騒音が入らない。
どのように収録しているのかわからないけれど、
マイクが2本立っているだけで、他に何もない。
もしかするとイコライジングとか、若干のエコーも
あるかもしれないけれど、自然な感じで、
音は出てきている。そういう風に作られている。


アルバムでもスカルラッティーは取り上げられていた。
鍵盤楽器でもよく聴かれるけれど、ギター・ヴァージョンもある。
その中の一つ。長調の調性で伸びやかに弾かれていた。
バリオスを3曲。ゆったりした舟歌。短調のワルツなど、
色を変えてきた。
ヒナステラのソナタは現代曲風で、ギターをたたいたり、
特殊奏法も使われていて、演奏するのも難しそうな曲だった。
メロディ・リズム・ハーモニーも独特。
旋律のしっかりしたアルベニスに戻って一息つく。
ソルの曲が暗転で最後は、ギター界では人気のブローウェル。
アサド氏の名前が出てくる。ギタリストとしても有名。
レッスンも彼女は受けた。自由な人だったという。
難しい曲なのだろうな。しっかり弾きこなされてる感があった。


アンコールは、我々の世代はイエペスの「禁じられた遊び」
として知られていた。