MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ロベルト・コワルスキ(Vn)ニルス・メンケマイヤー(Vla)マルクス・ポシュナー指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団 ブルックナー2番

2023-11-10 10:25:53 | 音楽夜話(クラシック)
4;30-6-30 20-30-22-30 RTSI


シェルヒ:アナヒット
ブラウンフェルス:スコットランド幻想曲 Op47


ソリストアンコール


ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調


ロベルト・コワルスキ(Vn)
ニルス・メンケマイヤー(Vla)ニルス・メンケマイヤー(Vla)
マルクス・ポシュナー指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団
2023年11月9日ルガーノ、ルガーノ芸術文化センターより生中継


よりブルックナー2番。
ポシュナーの指揮振りは、早めのテンポで作っていく。
一寸個人的には拍子抜けしてしまった。こういう感じの曲なのか
とおもってしまう。今までこういう解釈での演奏はなかったから。
ある意味面白いのだけれど、中心をついているのかはよくわからなかった。
個人的には謎演になる。









福山雅治〜時を超えるギター〜 初回放送日: 2023年11月9日

2023-11-10 10:10:08 | アコースティック・ギター・トリップ
福山雅治〜時を超えるギター〜
初回放送日: 2023年11月9日


福山雅治が究極のギターサウンドを求めてアメリカを旅する!
世界的なクオリティーのギターを作り続けてきた職人たちの
スピリットともの作りの神髄に迫る


福山氏がギター収集しているというのは、ネットなどでも
拝見していた。これがエレキだけでなくアコギもそれも
MARTIN社のものが紹介されたときにはちょっとびっくり。
アコースティックを使ったアルバムもだしていたけれど
そこまでとは思わなかった。


その後、その本来の音を聴いてほしいとのことで、
「Martin OM-45(1930年製)」を使って、弾き語りのアルバムを
作ったりしていた。プリウォー(戦前)のモデルはその個体数も
すくなく、どこで現存しているかどういう状態なのか、素人
ではわからない。
このアルバムのOM(オーケストラ・モデル)の45は品番で
いうと、最高位のグレードというか、ミュージシャンからの
特注品も多い。ゆえに、高価なものが多い。
ヴィンテージとなると、表に出ることはほとんどなく、
コレクターかその類の方たちの独自のルートで流通している
ようだ。OMもそうだけれど、今回のD-45(1940)10年前に
手に入れたと放送で言っていたが、OM45のアルバムが
2015年にリリースされている。D-45は2013年ころには
手元にあったのかもしれない。OMとD-45と同時期に・・・。
資金の事だけ考えても相当な出費はあったとおもう。


あるいみアメリカの遺産を預からせていただく。
それを引き継いでいくという立場に福山氏はなったのだと
思う。これは消耗品ではもはやない。


彼のD-45は今一音の抜けが悪いという。放送で画面を見る感じ、
綺麗な楽器で、コレクターズ・コンディションだとおもわれる。
瑕一つないような保存状態で、楽器店に運ばれ、それが
MARTIN本社に運ばれ、リペアされる。1940年の楽器がどのように
復活していくのか。福山氏としてはお蔵入りさせるのではなく使いたい
というミュージシャン・マインドが今回のリペアに繋がっていて
リスナーもその恩恵に預かれるのはラッキー。


音抜けの悪さの原因はブリッジ・プレートを補強してあり、それが
原因だった。前の持ち主がリペアしたのかもしれない。MARTIN社で
扱ったなら履歴が残っていてもいいのかもしれないが、そこまで
番組では掘り下げていなかった。
3か月後、ご対面。サウンドは深く、響きも美しく、新しく生まれ変わった
D-45があった。本来の楽器に戻しただけなのかもしれないが、
作りが当時と同じ、リペアしやすい環境にあり、彼の楽器は
その生命をとりもどし、これから幾年月音楽を奏でる使命を負う。
福山氏も預かったものを次世代につなげる使命を負う。
1音発しただけでも、うっとりする感覚を持つのはこのメーカーの
楽器の特徴。4品番は特に。福山氏がうっとり音に聞きほれているのは
その証拠。なかなか面白い番組だった。