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樫本大進(ヴァイオリン)・ファビオ・ルイージ指揮 ダラス交響楽団演奏会

2022-04-06 20:03:43 | 音楽夜話(クラシック)

樫本大進(ヴァイオリン)・ファビオ・ルイージ指揮 ダラス交響楽団演奏会

4月5日


10:00-12:00 20.00-22.00 WRR


樫本大進(ヴァイオリン)・ファビオ・ルイージ指揮 ダラス交響楽団演奏会


ウィリアム・グラント・スティル:管弦楽のための詩曲(1944)


不穏な感じの曲想から始まる。44年というと、第二次大戦がまだ終わらない頃。
ウクライナ・ロシアの侵攻が2月の24日からだけれど、プログラムの決定はそれ以前
だし練習なども入れるとかなり前から決まっていると思う。
10分程度の曲だけれど仕上げとなると、そう簡単にはできないだろから、急に入れた
物ではないだろう。後半は歌謡性の高いものだった。しかしながら緊張感を保っていて、
。ショスタコーヴィチを多少緩やかにしたような曲調だった。


ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26
ブルッフだと、スコットランド幻想曲を聴く方が多かった。
多分こちらはあまり聴いたことがない。でもこの演奏は
気合が入っていてなかなか引き込まれた。


樫本大進氏は10年以上ベルリン・フィルのコンサー・マスターを引き受けている。
それだけでもすごいことなのに、このようにコンサート活動もされている。
場所は、ヨーロッパでなくアメリカだ。コロナ禍での移動は大変だろうに。


発音のはっきりした楽器(1998年、日本音楽財団から1722年製ストラディヴァリウス
「ジュピター」の貸与 Wiki)で録音もクリアーでよかった。




チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 op.74「悲愴」


アメリカのオケってヨーロッパのオケに比べて派手というか、
鳴らしている感がある。ダイナミックと言えばそれまでなのだけれど、
この曲にそれは必要なのか・・・。3楽章で歓声と拍手が起きた。
終楽章の落差はどうか。


そういう解釈もあるということか。ファビオ・ルイージはダラスの音楽
監督でもあり、N響の首席指揮者なので、鳴り比べをすることはできるかも。




曲の途中で、放送が入り、中断したが放送は継続しており、途中から復活した。
内容はよくわからないが、アメリカでもそういうことがあるのですね。
初めての体験でした。

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