MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

2月2日生まれのジャズ・マン  スタン・ゲッツ ソニー・スティット

2025-02-02 20:40:04 | 音楽夜話(ジャズ)
2月2日生まれのジャズ・マン  スタン・ゲッツ ソニー・スティット


Born on this day, February 2nd…




Stan Getz (Tenor Saxophone) was born in Philadelphia, PA, 1927–1991. 生誕98周年  没後34年


駄作がないといわれるゲッツ。多くを聴いたわけではないので、何とも
言えないけれど、ボサノヴァあたりまで手を広げてるから、その意味では
才能というか、実力派だったのかもしれない。今日は同じ誕生日のスティットと
共演している一枚を聴く。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


Sonny Stitt (Tenor Saxophone) was born in Boston,MA, 1924–1982.


パーカーの後追いをした時期もあるけれど、それで、アルトからテナーに
持ち替えた時期もあるという。あの、快速で早吹きするスティットは
かっこよかった。今日は、同じ誕生日のゲッツと共演している1枚を聴く。


オリジナルはモノラルなので、YOUTUBEはなぜかモノラルなので、例えば
ゲッツが右スティットが左というような聞き取りができない。でも、
アルトとテナーの音色でわかるとすれば、どちらがソロが先かぐらいは
わかるかもしれない。そんな遊びのできる盤だったりする。3つ年上の
スティットに絡んでいくゲッツもなかなか。合わなかったりするのもご愛敬。
ハーブ・エリスが入ってたり、レイ・ブラウンがいたり、ピアノはピーターソン
じゃなくジョン・ルイスって。どんなブッキングなのだろう。
ヴァーヴに出入りしてたのかルイスは。このフロントでは、ルイスの出番はなく、
バックに徹していた。
名手達の壮絶なバトルに、名盤のハンコをドン!!。スローテンポが1曲もない
入れ込みよう。さすがONLYですな。


For Musicians Only
https://www.youtube.com/watch?v=rmKmMPTBmcc&list=OLAK5uy_ntzPCu6_E3PCW0znOxkyM7lAFFWbTQq2E&index=1


【2024年ベスト】ジャズ アルバム BEST 50-7 ◆イーグルズ・ポイント クリス・ポッター

2025-02-02 20:33:38 | 音楽夜話(ジャズ)
【2024年ベスト】ジャズ アルバム BEST 50-7 ◆イーグルズ・ポイント クリス・ポッター




https://www.arban-mag.com/article/84991








コンテンポラリー・ジャズ・サックスの最高峰の一人という。強力なメンバー集めて
コンテンポラリーなジャズを展開。聴くそばからいい音出してるなァと、耳が喜ぶ。
無駄な音が出ていない。煩くないし、勘所を押さえているので、聴いていて安心感がある。
かと言って緊張感も持ち合わせている。
ブラッド・メルドー(p)~ジョン・パティトゥッチ(b)~ブライアン・ブレイド(ds)の
メンバーの元、ワン・ホーンで吹く幸せ。テナー・ソプラノ・バスクラと曲によって
使い分けているものの、いいものに仕上がっていると思う。クリス・ポッター、名前覚えておこう。


グレゴール・フェレ (チェロ)指揮スロヴェニア放送交響楽団バッハブランデンブルグ協奏曲第5番 CPEバッハチェロ協 バッハ管組3番

2025-02-02 20:29:42 | 音楽夜話(クラシック)
2.2


19:00-21:00 11.00-13.00 RadioSlovenia


バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV1050
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲 イ長調 Wq.172
バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068
Jerica Kozole(ヴァイオリン/コンサートマスター)
Irena Kavčič(フルート)
Tomaž Sevsek Šramel(チェンバロ)
グレゴール・フェレ Gregor Fele(チェロ)指揮スロヴェニア放送交響楽団


2025年2月2日 リュブリャナ、スロヴェニア・フィルハーモニー内マリヤン・コジナ・ホールから生中継


さわやかなブランデンブルグ協奏曲第5番だった。久しぶりにバッハのこのような曲を聴くと弦の響きが
クールなのか清々する。聴き継がれ演奏され残っていく曲たちは、それなりの意味のあるものだったりする。
風雪に耐えて淘汰されないのは感謝しかない。譜面を残す必然があった。


C.P.E.バッハ。バッハの先妻の子。今どきはチェロになっているけれど、当時だと、ビオラ・ダ・ガンバ
なのかもしれない。父親の作曲法でなく、テレマンなどを受け継ぎ、古典派にバトンを渡していった。
協奏曲などは、バッハ的な響きよりもっと古典派寄りの響きが聴かれた。ある意味新しいのかもしれない。
聴きやすかった。


後半は管組の3番。
放送交響楽団というのは、何でもやらなくてはならないので、ある意味
能力のある人でないと務まらないのではないかとも思う。3番などは、
トランペットでもファンファーレ的な、ピッコロトランペットなど
使っているのか、響きも違うし、時折、譜面が違うのか、装飾音なども
変わったものが入っていたりする。練習も大変だろうと思う。
それでも彼らは仕事とはいえ音楽家に仕えるものとして尽くすのだから
頭が下がる。この3番も何かバッハを思わせるような響きがあり趣があった。







BLUE GIANT (石塚真一1971)を読んできた。

2025-02-02 16:25:16 | 音楽夜話(ジャズ)
BLUE GIANT (石塚真一1971)を読んできた。




国内編      『BLUE GIANT』 (2013年 - 2016年)       10巻
ヨーロッパ編   『BLUE GIANT SUPREME』(2016年 - 2020年)11巻
アメリカ編(1) 『BLUE GIANT EXPLORER』(2020年 - 2023年)(西海岸)9巻
アメリカ編(2) 『BLUE GIANT MOMENTAM』(2023年‐)   (東海岸) 4巻~


ここのところ、マン喫に行く暇がなかった。気にはなっていたのだけれど、
単行本にして3-4冊読んでないことになり、3か月に1回の配本としたら
1年ぐらい新しいストーリーを読んでないことになる。一体、主人公はどうなったのか
先が知りたいと思ったのは、昨年12月にふと入った喫茶店でビックコミックを
手にして中を見た時だった。これは行かねばと思って今日になった。
巷では、映画版の「BLUE GIANT」もとっくに上映が済んていた。レンタル屋さんも
この界隈なくなって至極不便になった。有料のペイ・テレビを契約すればいいだけの
ことなのかもしれないけれど、それほど画面を必要としない昨今。これもスルー。
この漫画が始まったのが仙台の高校生だった主人公だったから、10代からジャズを
ある意味独学で初めてなんだかわからないけれど、プロを目指し、なおかつ世界一
になると思いを馳せて、国内からヨーロッパ~ジャスの本場アメリカへ武者修行に
行き、立身出世というか、ビルド・アップ・ストーリーを展開していく。
彼の一生を描くとなるとそれ相応の年月がかかる。なんとなく月日を追うと、
読み始めてから10年がたつ。昔の漫画は完結するのにそんなに年月はかからなかった
と思う。ストーリー性のあるものは致し方ないのかもしれないが、読者を
引き留めておく術はいろいろ必要だろうし、これでも今後の展開をどうするか
落としどころをどうするか、いつまで続けるのか・・・。他の物との
コラボレーション予定は、など昔とは比べ物にならないほど、複雑になっている。
主人公の来し方行く末気になるけれど、元気で読めるくらいにしておかないと、作品に
やられないようにしないと・・・。主人公はニューヨークまで来ている。彼のJAZZは
成立するのかどうか、まだまだ予断は許されない。10代からのストーリーなので、
まだ、30前だ。どんな音楽になっていくのが見守ろうか。





アブデル・ラーマン・エル=バシャ (ピアノ)ジョセフ・スウェンセン指揮 ボルドー=アキテーヌ国立管弦楽団 オールベートーヴェンプロ P協4番 「田園」

2025-02-02 16:19:39 | 音楽夜話(クラシック)
2.2


04:00-07:00 20.00-23.00 RadioClassique


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
ソリスト・アンコール 曲目不明


同:交響曲第6番 ヘ長調 op.68「田園」


オーケストラ・アンコール ベートーヴェン弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op135
 第二楽章VIVACE(弦楽合奏版)


アブデル・ラーマン・エル=バシャ Abdel Rahman El Bacha(ピアノ)ジョセフ・スウェンセン指揮 ボルドー=アキテーヌ国立管弦楽団


2025年1月9日 ボルドー、大劇場


フランスのボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団(Orchestre National Bordeaux Aquitaine)は
次期音楽監督に米国のジョセフ・スヴェンセン(Joseph Swensen)を迎えると発表した。
スヴェンセンの任期は2024/2025シーズンから。(月間音楽祭WEBより)
多分初めて聴く団体。フランスのボルドーにある。ワインかいと思うようなところに、音楽監督として
ジョセフ・スヴェンセンはノルウェーと日系のアメリカ人としてアメリカに生まれる。60代の指揮者。


ピアニストのアブデル・ラーマン・エル=バシャ(1958年アラブ系レバノン人)、
ベテランのピアニストだった。コンサート歴も長く、フットワークも良かったという。
録音数も多く、80年代に来日、国内でもコンサートを行う。確かにお名前は聞いたことが
あった。音源にあたることはなかったけれど、お名前がどこの人?という感じだったので、
記憶にはあった。フランスで学んだ。レパートリーも多数。




4番の協奏曲は溌溂としていて、聴きやすかった。上手いピアニストだと思う。
指も回っているけれど、テクニックのためのそれではない感じがした。


田園は大きく構えて鳴らすような揺らしがかかっていて聴いていて面白かった。
集中切れずに聴き通せた。バランスよく味のある演奏のように思う。