イヴァン・フィッシャー指揮ブダペスト祝祭管弦楽団演奏会(ブルックナー4番)
1年以上前の演奏会より。
03:09-05:00 20.09-22.00 BartokRadio
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453
(アンコール)シューマン:幻想小曲集 op.12~第2曲「飛翔」
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
エマニュエル・アックス(ピアノ)
イヴァン・フィッシャー指揮ブダペスト祝祭管弦楽団
2019年3月10日 ブダペスト、バルトーク・ベーラ国立コンサートホール
17番の協奏曲は殆どなじみがなかった。ト長調という調性も、アイネ・クライネ・
ナハトムジークとかあるけれど、20番以前の協奏曲は、余りプログラムに
載らないことから、20番以降よりなじみがどうしても薄くなる。
モーツァルト・ブランドは、どこを切ってもモーツァルトなので、作風が全く変わって
しまうことなく、聴けるのがありがたい。
ピアノが出てくるまで、助走がちょっとある。
弦楽も透明感があり、2楽章などは、うっとり聴いてしまう。
ピアノのアックスは巧者だと思う。きれいに鳴らしている。
(アンコール)シューマン:幻想小曲集 op.12~第2曲「飛翔」
前回はマーラーの5番だったけれど、今回はブルックナーの4番。
近日、アメリカのオケを聴いてホールや録音の違いで、アメリカは
くっきりと音が立って前に進む感を出していた。しかしながら、
フィッシャー・ブタベストはホール・トーンも空気を包み込んでいるような
感があり、ベールをかけた様な音色で、こちらの方が、普段聴いてる
ようなブルックナー感がある。これは好みの問題になるだろう。
ある程度ゆったりして、自然に楽器が鳴っている感じが伝わる。
これはホールと録音の問題もあるだろう。個人的にはこちらの方が、
スムーズで引っかからないのがポイントかな。
ここは聴かせる録音の取れるところかもしれない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます