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外山啓介(ピアノ)広上淳一指揮札幌交響楽団 武満・伊福部・シベリウス2番

2025-02-23 19:07:20 | 音楽夜話(クラシック)
2.23


14:00-15:50 NHK-FM NHK札幌放送局
第666回定期演奏会


武満徹:組曲「乱」
伊福部昭:ピアノと管絃楽のための「リトミカ・オスティナータ」
ソリスト・アンコール(ピアノ):ショパン24の前奏曲より15番雨だれ


シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 op.43
オーケストラ:アンコール シベリウス:悲しきワルツ


外山啓介(ピアノ)広上淳一指揮札幌交響楽団
2025年1月25日 札幌、札幌コンサートホールKitara


札幌交響楽団定期より、
武満の「乱」は映画音楽のもの。
個人的は映画も見ていないので、
はじめて聴くような感じ。
武満の緻密な設計の音楽。
日本人が培ってきたような音楽に聞こえる。


伊福部昭は日本のクラシック界でも、演奏される回数も
あるのではないかとも思うが、「ゴジラ」が定番なのだけれど、
他の作品でも時折ステージに掛かる。
今回は郷土の作曲家であることも含めて、取り上げられている
様だ。朴訥な東洋系の旋律と独自なリズムが作品を特徴付け
聴き手の耳に入る。独特な伊福部音楽は西洋にない日本だけに
あるような特質を持ち聴き手に迫ってくる。カロリーは高く、
バーバリアン。広上さんはこういうの得意かも。
札幌交響楽団も指揮棒のそれにこたえている。


後半、シベリウスの2番。コンサート通いしていたころ、
よくプログラムに乗っていた。時折、都内のコンサート
ホールでこの曲を聴いた。彼の他の交響曲はレコードやCDで
聴くにとどまっていた。有名曲の一つ。それを札幌交響楽団は
早くから取り入れレパートリーとして回数を重ね、十八番の曲に
してしまった。
今回も広上氏の丁寧な棒で作品を仕上げていた。
ブラボーがかかる。札響の伝統の一曲。
定期でオケのアンコールに答えるのは、
今どき珍しいというか、余り都内ではないけれど、
アンコールの拍手が鳴りやまない。秋山氏の哀悼の意味もあるのかな。




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