MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ウィーン楽友協会合唱団 マリー・ジャコ指揮ウィーン交響楽団メンデルスゾーン「讃歌」他

2023-10-26 07:37:20 | 音楽夜話(クラシック)
10月25日


メシアン:微笑み
ブーランジェ:悲しみの夕
メンデルスゾーン:交響曲第二番変ロ長調Op52「讃歌」


クリスティーナ・ランズハーマー(ソプラノ)
エレアノール・ライオンス(ソプラノ)
マウロ・ペーター(テノール)
ウィーン楽友協会合唱団
マリー・ジャコ指揮ウィーン交響楽団


2023年10月1日 ウィーン、楽友協会大ホール




穏やかな深い響きが感じられるような短編。メシアンはこういう曲も
書いたのですね。


悲しみの夕。情景描写やイメージがわくような感じがする。
印象派の様な音の動きが面白い。






「讃歌」。神への賛美を歌い上げている。Wiki。
70分程度かかる大作。4番目の交響曲で出版は
2番目だったので第二番となる。
ベートーヴェンの9番「合唱」を彷彿とさせる
曲だけれど、初演当時は良かったものの、
それ以降はあまり取り上げられず、1950年代以降
取り上げられるようになって、今の評価があるという。


彼の作品の中では、5番はきくこともあるけれど、
それ意外はあまり機会がない。積極的にはいかないかな。
この曲も、1-2度聴いたことはあったかもしれないけれど、
頭には入っていない。
1部管弦楽パート2部独唱+合唱+管弦楽の大掛かりなパートと
あり、祝典的なものもあるけれど、一般家庭で都度聴かれる
物ではないようだ。コンサートでもあまりかかっていた記憶が
ない。1部は25分程度、2部は45分程度のボリューム。終曲まで
たどり着いたときには聴いた感満載で、輝かしく神を賛美して
終結という、メンデルスゾーンのベートーヴェンの第9みたいな
たたずまい。おなか一杯。ごちそうさまでした。

アイレン・プリッチン(Vn)マキシム・エメリャニチェフ(指揮) パリ室内管弦楽団 メンデルスゾーン&サン=サーンス

2023-10-26 07:32:47 | 音楽夜話(クラシック)
10月24日


3:00-5:00 20:00-22:00 France Musique


メンデルスゾーン:序曲「美しきメルジーネの物語」Op32
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調Op61


メンデルスゾーン:交響曲第5番二長調Op107「宗教改革」


メンデルスゾーンの序曲は初めて聴くタイトル。
コンサートの導入には、割と穏やかな曲調で、掴みは良かった。
サン=サーンスのVn協の3番は以前もどこかで書いたかもしれにけれど、
中々美品。交響曲の3番もいいけれど、これもいい。ファンになった。
旋律が美しく健康的、聴かせどころも多い。
後半は宗教改革。ドレスデンアーメンが聴きどころの1曲。メンデルスゾーンの
旋律も美しく気骨を持ってまとめ上げられていた。 

アイレン・プリッチン(Vn)マキシム・エメリャニチェフ(指揮)
パリ室内管弦楽団
2023年10月12日 パリ、シャンゼリゼ劇場



中波放送はなくなってしまうのか問題。

2023-10-24 05:26:46 | 音楽夜話(音楽一般)
中波放送はなくなってしまうのか問題。




民放AMラジオ44局が2028年秋までにFM化へ、在京3局はAM停波も目指す
2021.06.15
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/10607/?SS=imgview&FD=54139247


ワイドFMラジオの普及などを進めるため。AMよりFM局の方が
規模も縮小でき、維持管理がしやすくなるという。


NHKでも第2がなくなるという。その意味では語学が多い第二放送では、
FMに番組を移している。
個人的に気になったのは、「気象通報」はどうなるのか。FMに行くのか
それとも第一で拾っていくのか。やめてしまうことはないと思われるが、
不便になることもあるかもしれない。


昔1970年代当時、遠距離短波放送受信というのが流行ったことがあって、
その後段には、アマチュア無線の免許を取る前の練習みたいなところが
ありました。今はトランシーバーを使っての会話中心の電話級も
簡単に取れますが、以前は結構大変でした。無線機を準備するのも
大変でしたし、そんなに人口は多くなかったと思います。
そこまで入れ込まなくても、AMラジオで夜中の深夜放送を関西方面の
中波が拾えた時の感動は雑音の中にパーソナリティーの声が
かすかに入っても聴けた感動には代えられません。今はラジコなどあり、
遠距離放送も雑音なく聴けますが、そういうものに繋がれない場合は、
やはりラジオは必需品になろうかと。カーラジオなんかも、FM帯の
受信周波数のワイド化も必要だし、裏では、色々と動いていますね。

放送を聴いて録音する「エア・チェック」今は、配信もあるし、
放送から曲だけ拾うやり方もカセットテープ時代でもないので、
死語になってるのかなと思いきや、個人的にはネット番組を
ラジコから録音して保存したりしている。昔取った杵づかが
今もある。世間的には終わってるかもし入れないけど。





10月23日生まれのジャズマン ソニー・クリス

2023-10-23 19:16:30 | 音楽夜話(ジャズ)
10月23日生まれのジャズマン ソニー・クリス




Sonny Criss (Alto Saxophone) was born in Memphis, TN, 1927–1977.生誕96周年 没後46年


パーカー派と言われたけれど、スティットのように楽器を置くことなく、吹き続けた。
楽器が良く鳴っていると聴いていて感じる。パーカーが、息を大きく吸い込んで、
一気に吹きぬけといったようなエピソードがあったけれど、そんな感じに
聞こえることがある。元気なクリス。このアルバムはそういう点で好きな1枚。
日本でも人気があったという。陰りのある部分も認知されていたようだけれど、
このアルバムの晴れの感じが今聴いてもいいと思う。


Jazz USA (Remastered)
https://www.youtube.com/watch?v=I6YjqBazGMQ&list=OLAK5uy_kS4PJtKdJTfwPJqJ8j8U-sqFh6FiyfOjg&index=1



アン=安希子・マイヤーズカレン・カメンセク指揮ロサンゼルス・フィルハーモニックグラス:ヴァイオリン協1番 ホルスト惑星

2023-10-23 19:13:21 | 音楽夜話(クラシック)
10.23


11;00-13:00 19:00-21:00 KUSC


Aシェーンバーグ:クール・キャット(世界初演)
グラス:ヴァイオリン協奏曲 第一番
ホルスト:組曲{惑星」Op32


アン=安希子・マイヤーズカレン・カメンセク指揮ロサンゼルス・フィルハーモニック


2023年9月12日ロサンゼルス、ハリウッド・ボール
クール・キャットはサスペンス物のガツンと来るような
音楽で、映画音楽聞いてるような感じでした。
終わりもきっちり決まり、かっこいい曲。


フィリップ・グラスはミニマル・ミュージックなど手掛けている
方なので、普段あまり聴くことはありませんが、この曲は
メロディー・リズム・ハーモニーがミニマル系も入っていますが、
わかりやすい方の曲になっています。なかなか、新しい
レパートリーを開拓するのはこの歳になるとむずかしいのですが、
この曲に関しては、スっと入ってきて、琴線を揺さぶられました。
安希子・マイヤーズさんは、最近あまりお名前を聞かなかったのですが、
活動はされているようですね。
この曲に関しても手の内にある感じで、安定した技巧が冴えています。
アルペジオが連続するようなところでも粒立ち良く流れも作っており、
凄かったと思います。久々、リスニングのレパートリーに加えようかと
思った曲でした。


LAフィルは実力もあるのですね。惑星のようなポピュラーに
なってしまった曲でも手抜きなしで、ちょっとテンポ早めで
進めていきました。アンサンブルも上手いです。ある意味
いうことないかな。指揮者の表現の好き嫌いくらいか。
木星の民謡部分もテンポ落とさず、あっさりと通過。
後半の土星も重く引っ張るわけでもないけれど、重量感のある
金管群でそれを表現していた。
ラストの女性コーラスの出来も良く、終演後の拍手が若干早かった
ので、宇宙の真空の場をもう少し味わいたかったというのは
あるけれど、集中のあるアンサンブルの出来もいい演奏だったと思う。