夢みるpocoの昼と夜☆

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映画:『The Illusionist〜イリュージョニスト〜』

2016-09-01 | 映画
スコットランド舞台の映画週間!!!
第5弾

『The Illusionist〜イリュージョニスト〜』
2010年のアニメーション映画 フランス・イギリス製作 
監督:シルヴァン・ショメ 脚本:ジャック・タチ



<画像出典元:http://umikarahajimaru.at.webry.info/


映画『イリュージョニスト』予告編

<シネマトゥデイさんよりお借りしました>


長編デビュー作「ベルヴィル・ランデブー」
で世界的に高い評価を受けたシルヴァン・ショメ監督が、
フランスの喜劇王ジャック・タチが娘へ遺した幻の脚本を、
タチをそのまま主人公のキャラクターとしてアニメ化した
ハートフル・ヒューマン・ストーリー。

<story>
1950年代のパリ。
かつての人気も今は昔、初老の手品師タチシェフは、寂れた劇場や場末のバーを巡るドサ回りの日々。
そんなある日、スコットランドの離島を訪れたタチシェフは、ひとりの貧しい少女アリスと出会う。
手品師を何でも叶えてくれる“魔法使い”と信じ、島を離れる彼に付いてきてしまうアリス。
やがて、言葉も通じないながらも一緒に暮らし始めた2人。
落ちぶれた自分を尊敬の眼差しで慕うアリスに、いつしか生き別れた娘の面影を重ね、
彼女を喜ばせるべく魔法の呪文とともにプレゼントを贈り続けるタチシェフだったが…。

<文章引用:http://www.allcinema.net/



なんの予備知識もなく、観たらこれが傑作だった!!!
やはり、アニメーションは2Dでなくては!と思わせる、
丁寧で緻密な細部まで手を抜かず妥協しないで作ったであろう
この素晴らしい作品!!!

自らの手で描く事を生業にしたコトがある方々ならば、
凄さが分かるであろう!
いや〜〜〜感動しました。


台詞もほとんどなく…
キャラクターの微妙な動きで物語る。
そして、実写では、到底撮影が難しかったであろうカットも
アニメーションならではの手法で魅せ付ける。
どの画像を切り取っても絵画のように完成度が高い!
エジンバラの風景画も魔法のように美しい

2Dのスタッフの手作業による一コマ一コマの繊細な表情と
温かな画像、切ない物語…
全てが相まって、怒涛のように感動が胸に押し寄せる。

日本のアニメーションの原色や影までを緻密に盛り込んだ
煌びやかで目が覚めるような色彩ではなく…
落ち着いた、配色、ザラっとした質感、
スコットランドの気候に合った、そして、絵本のような
暖かみのある色彩が心、落ち着きます。
これぞ、アニメーション映画!!!


この作品の製作にあたって、脚本がとにかく素晴らしかったと
スタッフが口々に語っていますが、
小説のような脚本だったらしいです。

ジャック・タチ<タチシェフ>本人による映画は実現しませんでしたが、
彼をリスペクトする製作スタッフが彼の主演作を何度も繰り返し見て、
彼の動きを研究して、まるで彼が演じているように再現させた努力!
素晴らしい!!!

メイキングのスタッフの製作現場は是非ご鑑賞あれ!



監督は、エジンバラにアニメーションスタジオを開いたみたいですね。
この作品の舞台でもある都市に思入れがあるのでしょうか?
インタビューで、神話の息衝く、魔法みたいな街と言っていました。




芸術作品ですよ〜!!!!











<画像出典元:https://www.rottentomatoes.com/




あぁ〜〜〜スコットランド〜〜〜!!!
エジンバラ行きたい!!!









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