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「この世界には私が撮らなければ誰も見たことがないものがあるのだと信じています」by ダイアン・アーバス。   

最後の日記

2006-05-31 | コラム
ブログやmixiに、最後の日記を書き「good bye」するのがその内、流行るんじゃないかと思っている。つまり遺言だけど。
普通、遺言って面識ある人に宛てるものだけどネット上だけの知り合いにも「goodbye」しなきゃって思う人だって多くなるだろう。
一度も会った事がない友だちの方が多い人だっているだろう。

いきなり日記が途絶えたりすると、いままで読んでくれてた見知らぬ人たちが「どうしたんだろう?」って思うかもしれない。
mixiではできないけど、ブログでは予約で書き込みできる。
死んだ後、ブログ日記が毎日公開されてるって事だって可能。

写真家ダイアン・アーバスが浴槽で手首を切って自殺した時、もしかしたら自分の死ぬ場面を撮影していたのではないかと噂された。
警官が現場に到着した時にはカメラなどはなかったと記録されてるが。
事実を知っているのは腐敗しかかってた彼女の死体を発見した友人のイズラエルだけ。
今だったら、間違いなくビデオで撮影していただろう。
彼女だったら、そういう事しても不思議じゃない。
机の上に置いてあった日記には「最後の晩餐」と書かれていた。

何年か前にアメリカで彼女の大々的な展覧会があり、もしかしたらその時、その写真が公開されるんじゃないかと噂があったが、実際には何も出て来なかった。

ダイアン・アーバスの親戚家族は彼女の生前の行動をよく思っていないので、伝記に関して、まったく協力してない。
写真家の伝記はたくさんでているけど、時々出してきては、見つめるのはダイアン・アーバスの「炎のごとく」
以前、川崎市民ミュージアムに展示されてる、彼女の撮った写真の前で、まるで自分がカメラを向けたんじゃないかと、大きな錯覚をした事がある、ただの大バカだけど、そのくらい妙な気持ちになった。

ワタリウムで今 行なわれてる「夢の中からみつけた街」と言う展覧会にダイアンの写真も展示されてるって書いてあったので、今日も「炎のごとく」を、少し開いた。ただそれだけの話だけど、、、。
(写真はダイアン・アーバスの作品)


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