「ネコのダイエット」

テレビのニュースで犯人捕まった時、肝心の容疑者は顔隠してるケースが多いので、
回りを囲んでる警察関係の人が、めだっちゃう。
たまに顔隠して無いと、どいつが犯人なのか分からないけど。

以前、あるレディースロックバンドが主役のテレビドラマがあり、たまたまオイラが連中を撮影してる所もドラマで使われた。
放送されたすぐ後、ベルギーFー１取材の為、成田空港で待ち合わせをした初対面のモータージャーナリストに、いきなり
「この前　テレビに出てたでしょ」って言われたのには驚いた。
画面に映ってた時間なんて、ほんのちょっとなのに。
だから、刑事さん達も
「ニュースに出てませんでした？」って、しょっちゅう言われてるんだろーな。
でも状況が状況だけに、あんまりイメージは良くないかも。

昔、ある悪役専門の俳優さんが、よく交番のおまわりさんに呼び止められたって言ってたし、
作家の村松さんも、東京駅だかで犯人に間違えられえて捕まった事があると言ってた。（以前、自宅にお邪魔した時「この前、捕まっちゃってねー」って御本人から状況を詳しく聞いたけど）
最近出たエッセイ「ネコのダイエット」にも、この話は少し書いてあったが、
作家としては書くネタが出来たので、ほとんど取材モードに入ってたみたい。
転んでもただでは起きないのが作家。

永六輔さんは、高速道路で警官に捕まって（詳しく憶えて無いけど、別に悪い事した訳ではない）
警官、無線で何処かに連絡しながら、
「名前は？」って聞かれたので
「永です」って言ったら、
「名前は永。いるだろ、永六輔って。あの永、、、、」って警官言いながら、目の前にいるのが、本人だって気がついたって笑いながらラジオで言ってた。

まっ、みなさん、変な事でニュースなんかに出ないように気をつけましょ！。

詳しく紹介してないけど、
「ネコのダイエット」
村松友 視著。
￥１６８０
河出書房新社