クロ、孫氏の兵法を実践す

昨日の夜20時頃、仕事が一段落し、帰宅前に近所の半野良のクロとチャアを連れて散歩に出たら・・

クロがいきなり、立ち止まって後方を振り返って凝視し始めました。

『何事、クロ』とクロが見ている方をみやると、どこから現れたのか見知らぬ野良猫が１匹。

見つめあう野良同士。（その間、チャアは少し下がって待機）
かたやクロは強面の野良。突如現れた野良は茶色の毛並みに顔に模様が入ったひょうきん顔の野良。

どうみてもクロの方が貫禄があるんですが・・・

↓クロ

しばし無言で見つめ合った後、クロ、新参野良を避けるようにいきなり大きく迂回して、猛ダッシュで縄張りの駐車場へ走り去っていきました・・

クロ・・

逃げるが勝ちという言葉が人間界にはあるけれど、猫の世界にもあるんだね。

すごい顔でにらんでいたからやる気かと思ったけど、逃げる隙をうかがっていたのね・・

あっけにとられて残された私とチャア。
新参野良に恨みはありませんが、チャアの手前、あっちへいきなさいと軽く追い込んだので、走り去っていきました。

で、用心しいしいのチャアを連れて縄張りの駐車場に戻りましたが、一足先に逃げ帰ったクロが無事に出迎えてくれました。

考えてみればクロはよその野良と喧嘩しても、何の抵抗もせずされるがままだった、という話を近くに住んでる方から聞いたことがあります。随分毛をむしられたとか・・

いいんだよ、クロ。

喧嘩するくらいなら、とっとと逃げて無事でいる方がいいもんね。三六計逃げるが勝ち、それも立派な孫氏の兵法だよ。

ただ、あんたの顔があまりに怖かったからさ、そのギャップで呆然としただけなの。

きっと相手の猫もそうだと思うよ・・

↓チャア

---

↓こちら逃げずに戦い中の我が家のmomoとnana