朝から雲ひとつ無い青空が広がりました。日本晴れ!です。
東北の方は冷たい雨が降っているとか・・・寒くなりますね。
昨日紹介した長野の善光寺。一番印象に残ったのは「お戒壇巡り」です。
床下の真っ暗な回廊を巡るのですが・・・その怖いこと・・・(--;\\\
光が届かない空間は、恐怖です。手探りで壁を伝いながら歩くのですが先が見えない。
たくさんの人がこの空間にいるのは分っているのですが、闇の中に取り残されたような
もう2度と明るい世界には戻れないような・・・(大げさですか?)
一緒に歩いた皆さんも「真っ暗で怖いよー何も見えない!」と口々に叫びます。
黙っていると恐怖感が増してくるのでしょう。
善光寺にお出掛けになった際には是非体験してみてください。
出口近くに見えた一筋の光がどれだけ暖かく見えたことか・・・(^-^;
回廊の中程に懸かる「極楽の錠前」に触れると、ご本尊様と結縁を果たし、往生の際
お迎えに来ていただけるという約束を頂くとのことです。
私は運よく右側の壁に触れながら歩いたので、有難い錠前に触れることが出来ました。
右往左往して慌てて歩いた人は気がつかずに通り過ぎてしまいます。
暗闇の怖さ、冷たさを改めて感じました。長い時間とどまることは出来ません。
気が変になってしまうでしょうね・・・思い出しても怖い。もう入りたくない・・・
少しの間しっかり目を閉じてみました。不安で怖くて一歩も前に進めません。
目の見えない方の不自由さを想像してみたのですが・・・分るはずが無い・・・
日の落ちるのが早くなりました。「秋の陽はつるべ落とし」その通りですね。
PM5時を回ると歩いているうちに暗闇が下りてきます。秋の夕焼けはきれいです。
太陽が暖かく照らし守ってくれるから、こんなに美しい地球に生きていられるのです。
暗闇の恐怖を知ると色のあるこの世界が心から有難く思えます。
株の下落や反発を上手く立ち回り、大儲けしている人がいると聞きます。
もちろん大損をしている人のほうが多いのでしょうけど。
「今の株は博打のようなもの。損しても文句を言うのはおかしい。自己責任でしょう。」
経済評論家の方がおっしゃいました。私には良く分りません。
本来の株と言うのは、その会社を信頼し投資して利益の中で配当を受ける。
そんなものだろうと思っていたのですが・・・?遠い世界の話です。
その世界もブラックホールに陥っている様ですね。
それでも毎日太陽はのぼり、すべてを明るく暖かく包んでくれます。
見返りを求めない愛情に感謝しましょう。