行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

烏鷺滝が世間を語る

2012年01月13日 | 禅の心
○烏鷺滝が世間を語る


○理想の政治もない、理想の社会もない。

○何か解決しようとすると、どこかにしわ寄せがいく。

○戦争や紛争はそのしわ寄せから生じる。

○みんなが幸せになる社会などないちゅうのが、釈尊の考えられたことなんじゃ。

○聖徳太子も「世間虚仮、唯仏是真」と言われた。

○世の中なんぞ、ウソなんじゃということじゃ。そして、仏の教えこそが真実なんじゃということじゃ。

○しかも世の中自分の思い通りにはならん。その思い通りにならんことで、みんな苦しんどるんじゃ。

○じゃから釈尊は世間を捨てて、出家されたのじゃ。

○「出家」とは、「出世間」言うてもええんよ。

○ 虚仮の世間にじゃのうて、自らの心の中に真実を求め、幸せを求めていくのんが、宗教ちゅうもんじゃな。

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