行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

平常心

2012年10月26日 | 禅の心
かつて、年配のお客さんの中に、「どんなことがあっても動じない。おれはいつも平常心さ」という人がいました。悲しいことがあっても、辛いことがあっても、恐いことがあっても、動じないのが、平常心なのでしょうか。
禅では、「今、ここ、自分」を重くみます。悲しい時には大いに悲しみ、辛いときには、辛さから逃れるすべを考える。楽しい時には大いに笑う。当たり前のことができるのが平常心なのです。

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