かつて、年配のお客さんの中に、「どんなことがあっても動じない。おれはいつも平常心さ」という人がいました。悲しいことがあっても、辛いことがあっても、恐いことがあっても、動じないのが、平常心なのでしょうか。
禅では、「今、ここ、自分」を重くみます。悲しい時には大いに悲しみ、辛いときには、辛さから逃れるすべを考える。楽しい時には大いに笑う。当たり前のことができるのが平常心なのです。
禅では、「今、ここ、自分」を重くみます。悲しい時には大いに悲しみ、辛いときには、辛さから逃れるすべを考える。楽しい時には大いに笑う。当たり前のことができるのが平常心なのです。