行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

今という時を精一杯生きよう

2015年03月03日 | 法句経
こころは禅(しず)まり

忍ぶことにつよく

つねに

ちから健(たけ)くはげむもの

かかる勇健者(ちからあるもの)こそ

この上もなき

安穏(やすらか)なる

涅槃(さとり)には到らん(法句経第23番)


心は落ち着いていて、

堪え忍ぶことつよく、

今やるべきことをやっていく、

このような思慮ある人々は、

安らぎに達する。

これは無上の幸せである。




こころはふるい立ち

思いつつましく

こころを用い

業(ふるまい)をきよくし

おのれをととのえ

法(のり)に遵(したが)いて生活す

かくはげみある人に

称誉(ほまれ)は高からん(法句経第24番)




こころはふるい立ち、

思いつつましく、

行ないは清く、

注意して行動し、

みずから制し、

法(のり)にしたがって生き、

つとめはげむ人は、

それなりに評価されるだろう。


疲れ果てるまで頑張れと言うのではありません。

今やるべきこと、自分の仕事をやる。

休むべき時は休み、

遊ぶべき時は遊ぶ。

今という時を精一杯生きることが禅の道なのです。

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