行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

悪いことしないで 良いことをしよう

2021年02月19日 | 法句経
悪いことをした人は、この世で憂え、来世でも憂え、ふたつのところで共に憂える。かれは、自分の行為が汚れているのを見て、憂え、悩む。(中村元訳『法句経』15)隠し事や後ろめたいことを持って生きるのは心が疲れ、健康にも悪い


悪いことをなす者は、この世で悔いに悩み、来世でも悔いに悩み、ふたつのところで悔いに悩む。「わたくしは悪いことをしました」といって悔いに悩み、苦難のところ(=地獄など)におもむいて(罪のむくいを受けて)さらに悩む。 (中村元訳『法句経17』)誰も見ていなくても自分の中のもう一人のジブンはちゃんと見ている

たとえためになることを数多く語るにしても、それを実行しないならば、その人は怠っているのである。─牛飼いが他人の牛を数えているように。かれは修行者の部類には入らない。 (中村元訳『法句経19』)知識を生かす実践を

たとえためになることを少ししか語らないにしても、理法にしたがって実践し、情欲と怒りと迷妄とを捨てて、正しく気をつけていて、心が解脱して、執著することの無い人は、修行者の部類に入る。 (中村元訳『法句経20』)知っていてもやらなければ意味がない。






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